【ポータブル電源で考える】コスパ重視|コンテナハウスで店舗を開業(コンテナ編)

2022年3月8日

コンテナハウスを使ったお店が俄(にわか)に脚光を浴び始めましたが、最近ではコンテナを使ったホテルもOPENするなどコンテナハウスの需要がどんどん高まっています。

この記事ではこれからコンテナハウスで店舗を開業したい方が知っておきたい項目をそれぞれ記事を3回に分けて解説します。

コンテナハウスで開業シリーズ

そこで今回の記事では②コンテナハウス(購入・インフラ・内装工事)について解説します。

記事のポイント

 コンテナハウスの購入する際のポイント

 コンテナハウスのインフラについて

 コンテナハウスの内装工事について

コンテナハウスの購入・インフラ整備・内装工事についてご興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

コンテナハウス(コンテナ)を購入する

コンテナハウスで店舗を開業するにはコンテナを購入する必要がありますが、先ずは「コンテナハウス」と「コンテナ」の違いを説明しておきます。

用語の解説

コンテナハウス・・外装、内装共に完成した状態のコンテナ。
コンテナ・・コンテナハウスになる前の原型。

コンテナハウスの状態で購入することも、コンテナの状態で購入することも出来るのですが、店舗を開業するのであればコンテナの状態で購入するのがおすすめです。

後ほど、その理由についても解説をします。

container
※コンテナを好きな色にカスタマイズ

購入については、「コンテナ 販売」と検索すれば新品・中古のコンテナを取り扱っている会社が直ぐに見つかります。

ただ、購入される場合は輸送費が必要になりますので、なるべく近くの会社から購入することをおすすめします。

先ずはコンテナの広さを確認する

コンテナの広さについては目安の広さを畳(タタミ)1畳:1.6562㎡で計算しています。

「目安の広さ」を見て頂くとコンテナ内部の広さのイメージが出来ます。

コンテナサイズ目安の広さ広さ(有効面積)天井高さ(内寸法)長さ(内寸法)幅(内寸法)
10フィート約4.1畳6.77㎡2,366mm2,923mm2,318mm
12フィート約5.0畳8.32㎡2,366mm3,590mm2,318mm
20フィート約8.49畳14.07㎡2,393mm5,989mm2,350mm
20フィート
ハイキューブ
約8.49畳14.07㎡2,698mm5,898mm2,350mm
40フィート約17.08畳28.30㎡2,393mm12,034mm2,352mm
40フィート
ハイキューブ
約17.08畳28.30㎡2,698mm12,034mm2,352mm
※ドライコンテナのサイズ

「コンテナ」の状態で購入する

「コンテナ」の状態で購入するのをおすすめする理由はコスト削減が出来るからです。

例えばコンテナハウスの場合40フィートで250万円前後(輸送費別)に対して、コンテナは40フィート(中古)で60万円程度(輸送費別)で購入することが出来きます。

また、次の①②の手順で仕上げれば総額150万円程度でコンテナハウスに仕上げる事が可能になります。

ステップ1

材料を自身で発注・・店舗を開業する場合は「見た目」が重要になります。その為、仕上げに関する材料(壁材や床材)を自身のお好みで発注し、現場(コンテナ設置場所)で施工のみをお願いする(工務店)。

ステップ2

コンテナの塗装・・塗装に関しては現場で行うよりも塗装された状態で購入するのがベスト。但し、ラッピングシート(車本体に貼るシート)や自身でペンキ塗装もおすすめ。

材料を発注するのは難しいと思う方も多いのですが意外と簡単です。

インフラを整える

ここではインフラ(電気・ガス・水道)についてそれぞれ解説します。

電気の引き込み工事をどうするか?

ココンテナハウスで店舗を開業される付近に電柱があれば電気を引き込む事が出来ます。

しかし、電気の引き込み工事をするとコンテナハウスに固定資産税がかかります(なぜ固定資産税がかかるのか?次回の記事で詳しく解説)ので、固定費を抑えたい方は検討が必要です。

また、固定資産税が掛からないように考えるのであれば、「電気はポータブル電源(業務用)」を使用するのがおすすめです。

※業務用のポータブル電源:EPB3600-ST

こちらの業務用のポータブル電源であれば、冷蔵庫や調理器具、コンテナハウスの照明程度であれば充分補うことができ、エアコンを使用する場合はインバータを変更することで家庭用エアコンも使えます。

ガス工事をどうするか?

飲食店の場合はガス工事をどうするか?検討の必要があります。

現場(コンテナ設置場所)にガスの引き込みが無い場合でも、土地の中までガスの引き込み工事は無料で行ってくれます(周辺道路にガスの埋設管がある場合などに限る)。

ただ、ガス工事に関してもコンテナ内に引き込んでしまうと固定資産税の課税対象となりますので、おすすめはプロパンガスを利用することです。

水道(下水)はどうするか?

水道(下水)も同様、コンテナ内に引き込んでしまうと固定資産税の課税対象となります。

水道(下水)工事をコンテナとは別の場所(キャンプ場にある様な水場)に作れば良いのですが、どうしてもコンテナ内に引き込みが必要な場合は水道業者さんにお願いしましょう。

給水と排水の工事を水道業者さんにお願いすれば、キッチンやトイレも普通に使用することができます。

container

インフラのまとめ

電気・ガス・水道(下水)は開業される店舗によって異なります。

物販のみを行うのであればガス・水道(下水)引き込みは不要かもしれませんが、飲食物を提供される店舗の場合はインフラ工事は専門家に依頼することをおすすめします。

コンテナの内装工事

内装工事については「床」「壁」「天井」の仕上げと電気設備(照明やエアコン)が主な工事になりますので、それぞれについて解説します

コンテナハウスの床

コンテナハウスで店舗を開業される場合は「土足で営業されるケース」が殆どです。

土足で使用されるのであれば、タイルやフローリング(重歩行用:じゅうほこうよう)を選びますが、靴を脱いで使用されるのであれば、住宅などで一般的に用いられる床材であれば問題ありません。

コンテナハウスの壁と天井

壁と天井にはもお好みの材料を使えば良いのですが、一つだけ注意することがあります。

コンテナ本体は鉄で覆われている為、外の温度が直接に内部へと伝わり易く、壁や天井の仕上げをする前に断熱材を入れる事も検討が必要です。

ただ、下の写真のような店舗の場合、天井には断熱材を使用せずコンテナの天井をそのまま生かして営業されていますので、このようなデザイン(内装)が好きな方は断熱材を使用しない方が良いのかもしれません。

containerhouse
※コンテナハウスを利用したショップの内装

次に、入り口や窓が必要な場合です。

入り口はコンテナの扉をそのまま使う事もできますが、新たに窓を作る場合はコンテナに開口部を開ける必要があります。

この工事も現場で出来る範囲の作業になりますので、好きな大きさやデザインの窓を選んで設置してもらえます。

電気設備(照明やエアコン)

電気設備(照明やエアコン)は電気工事業者にお願いしましょう。

照明器具はお好きなものを選べば問題なく取付はできるのですが、エアコンを設置する場合は室外機の置く場所を検討する必要があります。

通常であれば室外機は地面に置くのですが、可能であれば外壁に取り付けるか屋根に設置するようにするのがおすすめです。

電気・ガス・水道(下水)の施工方法で固定資産税の対象となるか否かについて解説しましたが、エアコンの室外機も同様、地面に設置するだけでコンテナハウスが課税対象となりますので、ここも検討する必要があります。

まとめ

この記事では【ポータブル電源で考える】コスパ重視|コンテナハウスで店舗を開業(コンテナ編)について解説しましたが、最後にポイントを整理しておきます。

記事のまとめ

 コンテナハウスは「コンテナ」の状態で購入するのがおすすめ

 コンテナハウスのインフラは「工具無しで切り離せるか否か?」がポイント

 エアコンの室外機を地面に設置すると固定資産税が掛かるので注意が必要

冒頭にお伝えしたようにコンテナハウス(完成している状態)を購入される場合であれば、この記事の内容はあまりお役に立ちません。

ですが、コストを抑えてご自身でもコンテナハウスを作る楽しみを味わってみたい方であれば、是非とも挑戦してみては如何でしょうか。

建築に関する知識が多少必要ですが、分からない事は役所(建築指導課など)や工務店(施工をお願いする場合)に相談すれば解決することばかりです。

また、今後店舗を新築でお考えの方であれば、コンテナハウスも選択肢のひとつに検討してみるのもおすすめです。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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