家庭用蓄電池の普及が徐々に増えてきましたが、この記事では【家庭用蓄電池】失敗しない購入時のチェック項目3選をご紹介します。
新築時やリフォームで家庭用蓄電池を購入された後に気づいても既に手遅れです。
家庭用蓄電池を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
失敗しない購入時のチェック項目①「寿命と住宅ローン」
失敗しない購入時のチェック項目①は「家庭用蓄電池の寿命と住宅ローン」についてです。
一般的に家庭用蓄電池の寿命は10年~15年と言われていますが、販売会社からは「直ぐに使えなくなるわけでは無いので大丈夫です」と言われます。
それを聞いて安心して購入されるケースも多いのですが、住宅ローンで支払いをする場合は注意が必要です。
住宅ローンで購入する場合、ローン返済期間を35年にする方が多いのですが、寿命10年~15年の家庭用蓄電池を35年で支払うのは経済的だと言えるのでしょうか。
例えば家庭用蓄電池の購入費用が200万円(工事費込み)を35年・金利1.1%(固定金利)で住宅ローンを支払った場合は次のようになります。
- 月々返済額 5,739円
- 総支払額 2,410,549円 ※下の計算フォームでローン計算ができます。
寿命10年~15年の家庭用蓄電池を35年ローン(固定金利)で購入した場合410,549円の利息の支払いが必要となる事がわかります。
寿命を迎えるまでは良いのですが、仮に20年目で家庭用蓄電池が寿命を迎えた場合、残り15年間も「家庭用蓄電池」の支払いが残る計算になるので、安易に住宅ローンでの支払いは避けるべきです。
利息の支払いを少なくしたい場合は、新築時だとしてもリフォームローンや多目的ローンを併用することで、利息の支払いを抑える事ができます。

失敗しない購入時のチェック項目②「設置の場所」
次は、失敗しない購入時のチェック項目②「設置の場所」についてです。
家庭用蓄電池にはリチウムイオン蓄電池などが多く使われているのですが、蓄電池は熱に弱い(高温)特徴があります。
家庭用蓄電池を設置する際は庭の空きスペースに設置しますが、その際に気を付ける必要があるのは日当たりです。
家庭用蓄電池は高温になる場所を特に嫌います。
日当たりの良い場所に家庭用蓄電池が設置され、その環境下で充電と放電が繰り返されると劣化の進行が早まり、先に紹介した家庭用蓄電池の寿命も短くなります。
また、家庭用蓄電池はそもそも外に置くものだから大丈夫だと思っている人も多いのですが、直射日光の当たらない年中日陰の場所に設置することが理想とされている為、設置をする際は充分に気を付けてください。

失敗しない購入時のチェック項目③「機能にダマされる」
最後は、失敗しない購入時のチェック項目③「機能にダマされる」についてです。
家庭用蓄電池の購入をする際にいくつかのメーカーを比較するのですが、蓄電池の容量が同じだとしても価格はそれぞれ違います。
営業マンの話しを聞いていると「なんだか良さそう・・」と感じてしまい、相場よりも高い家庭用蓄電池を勧められるケースがありますが、重要なのは「本当にその機能が必要か?」についてです。
家庭用蓄電池を購入される目的は、停電時(災害時の備え)や電気代を安くしたい事だと思うのですが、検討しているとどうしても「機能」に惑わされます。
例えば「スマホで出先からでもコントロールができる機能」が付いた家庭用蓄電池があるのですが、本当に出先からコントロールをする必要があるのでしょうか?
もっともらしい事を言われると「必要かも・・」と感じるのですがその機能があるが故に家庭用蓄電池の本体が高くなるようでは本末転倒です。
家庭用蓄電池本来の購入目的をはっきりさせる事で「機能にダマされる」事もありませんので、購入する時は気を付けてください。
まとめ
この記事では【家庭用蓄電池】失敗しない購入時のチェック項目3選について解説をしました。
念のため言っておきますが「35年の住宅ローンで購入する事がダメ」「設置場所は絶対に日当たりNG」「高機能の家庭用蓄電池は不要」だと言っているのではありません。
失敗しない購入時のチェック項目3選とは、実際に購入された方が後になって「失敗した」「先に聞いていれば良かったのに」などの声をまとめたに過ぎません。
ご紹介したチェック項目3選については事前に知ったうえで判断すれば良いのですが、知らずに購入してしまうと後のトラブルになり兼ねません。
家庭用蓄電池はこれから先も多くの企業が参入してくる分野です。
その為、市場での競争も激化すると予想できるのですが、家庭用蓄電池を購入する際は色々な事に惑わされず「本来の目的」を整理したうえで検討することがおすすめです。
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