世間では大手電力会社(東京電力など10社)の「電気代は高い」と言われます。
本当に大手電力会社の電気代は高いのか?を検証するため「地元の新電力会社の料金プラン」と比較を行ってきました。
※大手電力会社と地元新電力会社(近畿エリア)の比較はこちら⇩⇩⇩
近畿エリア(関西電力エリア)の検証では「京都新電力」の料金プランがお得だという事が分かりましたが、比較する新電力会社は「地元(県名がついた)の新電力会社」が対象です。
今回は「香川県:香川電力」の料金プランと四国電力の料金プランについて比較・検証をします。
記事のポイント
「香川県:香川電力」の料金プランと四国電力の料金プランについての比較をします

電気代の高騰が毎日のように話題に上がりますが、家庭の電気代を見直したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
新電力で「電気代を削減したい!」方はこちらから ※サステナブルエナジー
香川電力ってどんな会社?
香川電力ってどんな会社?名前をはじめて聞いた方もいると思いますので、先ずは簡単に概要をご説明します。
香川電力
香川電力株式会社
設立 2016年4月1日
資本金 2,000万円
本店所在地 香川県高松市天神前10-5 高松セントラルスカイビルディング4F
大阪支社 大阪府大阪市北区豊崎2-7-9 豊崎いずみビル9F
東京支社 東京都千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル3F fabbit大手町
以前ご紹介した大阪電力も運営する香川新電力ですが、北海道・北陸・沖縄電力エリア以外に電力供給を行っています。


大手電力会社と地元の電力会社を比較(料金単価)
香川電力が電気を供給するエリアの大手電力会社は「四国電力」になりますので、ここでは両社の料金単価を比較してみたいと思います。
四国電力 料金単価 | 四国電力 (おトクeプラン) | 香川電力:その他季 (ファミリーA) | 香川電力:春秋季 |
最低料金 (最初の11kWhまで) | 411.40円 | 411.40円 | 411.40円 |
11kWhをこえ120kWhまで | 20.37円 | 20.37円 | 20.37円 |
120kWhをこえ200kWhまで | 26.99円 | 26.73円 | 26.73円 |
200kWhをこえ300kWhまで | 26.99円 | 23.34円 | 24.29円 |
300kWh超過分 | 28.30円 | 25.47円 | 27.46円 |
香川電力では季節ごとに料金単価が異なりますが、電力使用量が多くなる「夏冬(その他季)」に料金単価が下がるのは消費者にとっては嬉しい料金プランです。
四国電力と香川電力の電気代を比較
シミュレーションをする際の条件については下記の通りです。
ここでのポイント
電気使用量は表の通り
燃料調整費額(円) 25円
再エネ促進賦課金(円) 245円
※燃料調整費額.再エネ促進賦課金については電気使用量により変動しますが、シミュレーションでは「金額を固定」して計算
電気の使用量 | 四国電力 | 夏冬:その他季 | 春秋季 | 季節の差額 |
120kWh | 2,901円 | 2,901円 | 2,901円 | - |
200kWh | 5,060円 | 5,039円 | 5,039円 | - |
300kWh | 7,759円 | 7,373円 | 7,468円 | 95円 |
350kWh | 9,174円 | 8,646円 | 8,841円 | 195円 |
香川電力の場合、200kWhまでの電気使用量であれば四国電力と差がないため、両社どちらと契約しても電気代は変わりません。
月間の電気使用量が200kWhを超える方であれば、電気代が少しづつ安くなるので香川電力の方がお得になります。
香川電力で電気代がお得になるケース
世帯あたりの年間の電気使用量は、全国平均4322kWh(平成29年度)に対して香川県のある四国では5153kWhが年間の電気使用量の平均になります。
ここがポイント
・5153kWh(年間)を月単位で計算すると:月間平均429.4kWh
・一人暮らしの電気使用量の平均は:月間平均154.0kWh

以上のことから、香川電力で電気代がお得になるケースとしては「月間平均429.4kWh程度の電気使用量がある方」は香川電力がおすすめだと判断する事が出来ます。
香川電力のメリット
香川電力の電気代については電気使用量が多い方はお得になる事が分かりましたが、電気代以外のメリットがあるのかについてもここでは確認しておきます。
注意が必要
ライフサポートサービスの新規申込は終了しています。
同サービスは日常生活のトラブルに対応してくれるサービスですが、現在(2022年4月)新規申込は受付していません。

まとめ
【電気代が高い】大手電力会社と地元の電力会社を比較(香川県)について解説をしました。
香川電力は「電気の地産地消」を目指していることもあり、自治体や官公庁との連携に注力しており、供給実績としては「さぬき市関連施設」「⾹川県警関連施設」「法務省関連施設」などへ高圧・低圧の電力供給を行っています。
そのため「地産地消」に電気代を通じて協力したい方であれば香川電力への切替えはおすすめです。
※四国電力と地元電力会社の料金プラン比較に関する記事はこちら⇩⇩⇩
最後に、電力自由化がはじまり新たな電力会社(新電力)が数多く誕生しましたが、未だに新電力への切替えが進んでいません。
新電力へ切替える事により電気代は安くなる(可能性がある)のですが、何となく不安だと感じている人が多く、新電力への切り替えをした方は全体の30%程度と低迷しています。
新電力への切替えは手間もかからず電気代を節約するには最善の方法です。
この記事がきっかけで少しでも「新電力」に興味を持って頂ければ幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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