生活に欠かせない「電気」ですが、電気代が高いと悩まれている方が多いのでは無いでしょうか。
大手電力会社からは「電気料金の値上げ」の案内を耳にすることはありますが、良い話しはあまり聞こえてきません。
では、大手電力会社は電気代が高いのは本当なのでしょうか?
そこでこの記事では大手電力会社と地元の電力会社を比較し、本当に大手電力会社の電気代が高いのかについて検証したいと思います。
記事のポイント
関西電力と京都新電力の料金プランを比較
電気料金の計算がご自身で出来るシミュレーターが使えます
今回は「京都府:京都新電力」の料金プランと、関西電力の料金プランの「従量電灯A」についての比較をしますが、京都には「京都電力」という新電力会社もありますが、同社は「法人」を主な取引先としているため、この記事では「京都新電力」の電力プランを検証することと致します。
新電力にご興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

京都新電力ってどんな会社?
京都新電力ってどんな会社?名前をはじめて聞いた方もいると思いますので、先ずは簡単に概要をご説明します。
京都新電力
新電力会社の中では比較的新しい会社になります。
同社ホームページは情報量が少なく実績等の開示は現在(2022年3月時点)ありません。
大手電力会社と地元の電力会社を比較(料金単価)
京都新電力が電気を供給するエリアの大手電力会社は「関西電力」になりますので、ここからは両社の電気代を比較してみたいと思います。
関西電力(従量電灯A) | 京都新電力(お家電灯A) | |
最低料金(最初の15kWhまで) | 341.01円 | 333.72円 |
15kWhをこえ120kWhまで | 20.31円 | 20.13円 |
120kWhをこえ200kWhまで | 25.71円 | 25.71円 |
200kWhをこえ300kWhまで | 25.71円 | 21.34円 |
300kWh超過分 | 28.70円 | 24.39円 |
料金単価を見る限り京都新電力の料金プランの方がお得なのが分かります。
また、電気料金とあわせて支払う必要がる「燃料費調整額・再エネ促進賦課金」については関西電力と同額と明記されている(※京都新電力料金プランはこちら)ことから、電気の使用量を問わず関西電力の方が「電気代が高い」と判断できます。
関西電力と京都新電力の電気代を比較
下記フォーマットに「単月の電気使用量」「上記の料金単価」「燃料費調整額」「再エネ促進賦課金」(料金単価以外は電気料金明細に記載があります)をそれぞれご入力頂ければ、電気料金の比較ができます。
京都新電力で電気代がお得になるケース
関西電力と比較した場合は、電気の使用量を問わず京都新電力の方がお得なため、電気の使用量が少ない単身者の方にもメリットがあります。
年間(月間)の電気使用量
世帯あたりの年間の電気使用量は、全国平均4322kWh(平成29年度)に対して、京都府のある近畿では4108kWhが年間の電気使用量の平均になります。
ここがポイント
・5153kWh(年間)を月単位で計算すると:月間平均429.4kWh
・一人暮らしの電気使用量の平均は:月間平均154.0kWh

参考までに、上記「一人暮らしの電気使用量の月間平均154.0kWh」の場合、関西電力と京都新電力を比較した電気代は以下の通りとなりました。
※シミュレーション条件・・燃料費調整額 20円・再エネ促進賦課金 245円 とした場合
1ヵ月の電気使用量154.0kWhの場合
- 関西電力の電気代 :1ヵ月 3,612円
- 京都新電力の電気代:1ヵ月 3,586円 ⇨ 26円の電気代を削減
京都新電力のメリット
京都新電力の電気代については電気使用量を問わずお得になる事が分かりましたが、ここからは料金以外で京都新電力にメリットがあるのかを検証します。
ここがポイント
現在、京都新電力では具体的なサービスを提供していません。

京都新電力では具体的なサービスの提供はありません。
また、お問合せページが2022年3月現在「準備中※京都新電力お問合せページはこちら」となっているため、同社への連絡は営業所へ直接連絡をする方法しかありません。
まとめ
【電気代が高い】大手電力会社と地元の電力会社を比較(京都府)について解説をしましたが、京都新電力では提供されるサービスこそないものの、関西電力と比較した場合は電気使用量を問わず電気代がお得になる事が分かりました。
ただ、供給実績など不透明な点がいくつかありますので、新電力会社の中ではまだまだこれからの会社だと言えるでしょう。
電力自由化がはじまり、新たな電力会社(新電力)が誕生しましたが、未だに新電力への切替えが進んでいません。
新電力へ切替える事により電気代は安くなる(可能性がある)のですが何となく不安だと感じている人が多いようで、全国で新電力へ切替えた方は50%にも満たないのが現状です。
今回は関西電力と京都新電力を比較しましたが、今後も、他府県の大手電力会社と地元電力会社を比較し検証をしたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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