世間では大手電力会社(東京電力など10社)の「電気代は高い」と言われます。
本当に大手電力会社の電気代は高いのか?を検証するため「地元の新電力会社の料金プラン」と比較を行ってきました。
注意が必要
『コープライフとくしま電気サービス』低圧部門の電力供給は令和4年12月20日以降の最初の検針日を終了しております。
※大手電力会社と地元新電力会社(近畿エリア)の比較はこちら⇩⇩⇩
近畿エリア(関西電力エリア)の検証では「京都新電力」の料金プランがお得だという事が分かりましたが、比較する新電力会社は「地元(県名がついた)の新電力会社」が対象です。
※「最安値:新電力会社」の比較・検証は別記事で紹介します。
今回検証するのは「徳島県:コープライフとくしま電気サービス」の料金プランと四国電力の料金プランについて比較・検討をします。
記事のポイント
「徳島県:コープライフとくしま電気サービス力」の料金プランと、四国電力の料金プランの「おトクeプラン」についての比較をします

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コープライフとくしま電気サービスってどんな会社?
コープライフとくしま電気サービスってどんな会社?名前をはじめて聞いた方もいると思いますので、先ずは簡単に概要をご説明します。
◇株式会社コープライフとくしま ※コープライフとくしま電気サービスホームページはこちら
株式会社コープライフとくしま
言わずと知れた「生協」の関連会社として、新電力会社「F-Power」と業務提携を結び、生協の組合員向けに新電力の提供をしています。
大手電力会社と地元の電力会社を比較(料金単価)
コープライフとくしま電気サービス(以下:とくしま電気)が電気を供給するエリアの大手電力会社は「四国電力」になりますので、ここでは両社の料金単価を比較してみたいと思います。
四国電力 料金単価 | 四国電力 (おトクeプラン) | とくしま電気 料金単価 | とくしま電気 (電気サービス) |
最低料金 (最初の11kWhまで) | 411.40円 | 最低料金 (最初の8kWhまで) | 390.56円 |
11kWhをこえ120kWhまで | 20.37円 | 8kWhをこえ1kWhにつき | 22.93円 |
120kWhをこえ300kWhまで | 26.99円 | - | - |
300kWh超過分 | 28.30円 | - | - |
とくしま電気の料金プランはとにかくシンプルなのが特徴です。
注意が必要
最大需要容量が6kVA未満までの料金単価
四国電力とコープライフとくしま電気サービスの電気代を比較
シミュレーションをする際の条件については下記の通りです。
ここでのポイント
電気使用量は表の通り
燃料調整費額(円) 25円
再エネ促進賦課金(円) 245円
※燃料調整費額.再エネ促進賦課金については電気使用量により変動しますが、シミュレーションでは「金額を固定」して計算
電気の使用量 | 四国電力 | とくしま電気 | 差額(とくしま電気を基準) |
120kWh | 2,901円 | 3,228円 | +327円 |
200kWh | 5,060円 | 5,063円 | +3円 |
300kWh | 7,759円 | 7,356円 | -403円 |
350kWh | 9,174円 | 8,502円 | -672円 |
とくしま電気の最低料金は四国電力と比較をしても安いのですが、四国電気の料金単価「11kWhをこえ120kWh」と比較した場合はとくしま電気の料金単価の方が高くなります。
そのため、200kWhまでの電気使用量(月間)であれば四国電力の方が安くなることが分りました。
とくしま電気で電気代がお得になるケース
世帯あたりの年間の電気使用量は、全国平均4322kWh(平成29年度)に対して徳島県のある四国では5153kWhが年間の電気使用量の平均になります。
ここがポイント
・5153kWh(年間)を月単位で計算すると:月間平均429.4kWh
・一人暮らしの電気使用量の平均は:月間平均154.0kWh

月間平均429.4kWh程度の電気使用量がある方であれば、とくしま電気の方が断然お得です。
とくしま電気のメリット
とくしま電気の電気代については電気使用量が増えるほどお得になる事が分かりましたが、電気代以外のメリットがあるのかについてもここでは確認しておきます。
注意が必要
『コープライフとくしま電気サービス』低圧部門の電力供給は令和4年12月20日以降の最初の検針日を終了しております。

料金単価がシンプルで安価なため、過剰なサービス(かけつけサービスなど)は提供していないようです。
まとめ
【電気代が高い】大手電力会社と地元の電力会社を比較(徳島県)について解説をしました。
コープ(生協)が提供していることもあり、料金単価の設定は他の電力会社と比較してもシンプルなため安心感があるように思いますが、電気使用量が少ない方(月間200kWh未満)の場合は、電気代が上がる可能性があるので注意が必要です。
また、コープ(生協)の組合員向けの新電力になるので、とくしま電気に切替える際はとくしま生協への加入が必要となります。
最後に、電力自由化がはじまり新たな電力会社(新電力)が数多く誕生しましたが、未だに新電力への切替えが進んでいません。
新電力へ切替える事により電気代は安くなる(可能性がある)のですが、何となく不安だと感じている人が多く、新電力への切り替えをした方は全体の30%程度と低迷しています。
新電力への切替えは手間もかからず電気代を節約するには最善の方法が、この記事がきっかけで少しでも「新電力」に興味を持って頂ければ幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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※四国電力と地元電力会社の料金プラン比較に関する記事はこちら⇩⇩⇩
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