生活に欠かせない「電気」ですが、電気代が高いと悩まれている方が多いのでは無いでしょうか。
大手電力会社からは「電気料金の値上げ」の案内を耳にすることはありますが、良い話しはあまり聞こえてきません。
では、大手電力会社は電気代が高いのは本当なのでしょうか?
この記事では大手電力会社と地元の電力会社を比較し、本当に大手電力会社の電気代が高いのかについて検証したいと思います。
※今回は「和歌山県:和歌山電力」の料金プランと、関西電力の料金プランの「従量電灯A」についての比較をします。

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和歌山電力ってどんな会社?
和歌山電力ってどんな会社?名前をはじめて聞いた方もいると思いますので、先ずは簡単に概要をご説明します。
◇和歌山電力株式会社(WEPCO) ※和歌山電力ホームページはこちら
- 設立 2015年1月9日
- 資本金 6,000万円
- 本店所在地 和歌山市塩屋5-5-43 エフエム和歌山3F
設立10年未満の比較的新しい会社ですが、和歌山市役所をはじめ和歌山県内にある多くの学校や公共施設への電力供給をしている実績があります。
また、和歌山県以外でも関西電力エリア内であれば電力の供給が可能です。
大手電力会社と地元の電力会社を比較(料金単価)
和歌山電力が電気を供給するエリアの大手電力会社は「関西電力」になりますので、ここからは両社の電気代を比較してみたいと思います。
関西電力(従量電灯A) | 和歌山電力(従量電灯A) | |
最低料金(最初の15kWhまで) | 341.01円 | 344.94円 |
15kWhをこえ120kWhまで | 20.31円 | 20.86円 |
120kWhをこえ200kWhまで | 25.71円 | 27.41円 |
200kWhをこえ300kWhまで | 25.71円 | 21.28円 |
300kWh超過分 | 28.70円 | 24.16円 |
電気の使用量が少ない場合は和歌山電力の方が電気代が高く、電気の使用量が多い場合は関西電力の方が電気代が高くなる事が分かります。
和歌山電力で電気代がお得になるケース
上の表からも分かるように、電気の使用量(月間)が200kWhを超えると和歌山電力の方が電気代が安くなります。
では、和歌山電力で電気代がお得になるケースについて具体的にみていきましょう。
年間(月間)の電気使用量
世帯あたりの年間の電気使用量(※家庭での電気使用量:環境省はこちら)は、全国平均4322kWh(平成29年度)に対して、和歌山県のある近畿では4108kWhが年間の電気使用量の平均になります。
4108kWh(年間)を月単位で計算すると:月間平均342.3kWh。
因みに、一人暮らしの電気使用量の平均は:月間平均154.0kWh。

以上のことから、和歌山電力で電気代がお得になるケースとしては「数人の家族が暮らす世帯であれあば電気代がお得」になり「一人暮らしの方は電気代が高くなる」可能性がある事が分かります。
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和歌山電力のメリット
和歌山電力の電気代については、数人家族が暮らす世帯であれあば電気代がお得になる(可能性がある)事が分かりましたが、ここからは電気代以外にもメリットがあるのかを検証したいと思います。
◇あんしんかけつけサービス

和歌山電力で契約を結ぶと様々なサービスを無料で受ける事が出来ます。
- 電気のトラブル
- ガスのトラブル(「お湯が出なくなった」など)
- ガラスが割られた
- カギを失くしたので家に入れない
- 水廻りのトラブル(トイレが詰まって流れない)
- 暮らし(子供と連絡がとれない)
このサービスの凄いところは24時間365日緊急お電話対応に加え、現場へのかけつけ出張から応急処置作業まで無料だという事です(※作業時間60分が無料)。
全国的にみても非常に珍しいサービスの為、電気代だけで比較するのは惜しいかも知れません。


まとめ
【電気代が高い】大手電力会社と地元の電力会社を比較(和歌山県)について解説をしました。
電力自由化がはじまり、新たな電力会社(新電力)が誕生しましたが、未だに新電力への切替えが進んでいません。
新電力へ切替える事により電気代は安くなる(可能性がある)のですが何となく不安だと感じている人が多いようで、全国で新電力へ切替えた方は50%にも満たないのが現状です。
※【新電力】電気代が安くなるのに切替えない2つの理由!はこちら⇩⇩⇩
今回は関西電力と和歌山電力を比較しましたが、今後も、他府県の大手電力会社と地元電力会社を比較し検証をしたいと思います。
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※関西電力と地元電力会社の料金プラン比較に関する記事はこちら⇩⇩⇩