【新電力】市場連動型プランのメリットとデメリットについて解説

自社で発電所を持たない新電力(新電力会社)各社が、電気の主な仕入れ先として利用する日本卸電力取引所(JEPX:ジェーイーピーエックス 以下 JEPX)
※自社で発電所を持つ新電力会社は「不足分」をJEPXから調達します。

日本で唯一の卸電力取引所になるのですが、「株や為替・先物」と同じように「電気」も日々取引が行われています。

この取引では電気の価格は30分単位で決まる(10:00-10:30は1kWh10円など)ため、JEPXから仕入れる電気価格(卸価格)は常に連動することになります。

この連動する価格に合わせて、消費者が支払う電気代も連動(単価が固定されない)するプランを「市場連動型プラン」と呼ぶのですが、この記事では【新電力】市場連動型プランのメリットとデメリットについて解説をします。

市場連動型プランとは?

市場連動型プランとは2016年4月の電力小売全面自由化によって新しく登場した電気料金プランです。

先に解説したように、市場連動型プランは新電力会社が仕入れた価格(市場価格)によって消費者への販売価格(電気代)が決まるため、支払う電気代は相場に応じて連動するのが特徴です。

では、ここからは市場連動型プランについてのメリットとデメリットについて解説をします。

市場連動型プランのメリット

市場連動型プランのメリットは、市場の価格が安い時に電気を使えば電気代を抑える事が出来ることです。

一般的には、深夜から早朝にかけての市場価格は日中よりも安くなる為、その時間を狙って電気を使用することが出来れば、割安料金で電気を使用することが出来ます。
※「深夜電力」と言われるものです。

市場連動型プランのデメリット

市場連動型プランのデメリットは次の通りです。

市場価格を予想することが難しい
市場価格が高騰した場合のリスクに対応することが難しい
JEPXの卸価格(電気の仕入れ)には値幅の制限がない

メリットで挙げたように「市場の価格が安い時」を狙い撃ちできれば良いのですが、一般の消費者には難易度が高いと言えます。

また、市場連動型プランは使用した電気代が請求書が届くまで分からないのですが、届いた請求書には驚くほど高い電気代が記載されている事も実際に起こっているのです。

原油価格の高騰が続けばそれに伴い電気代も上昇するうえ、JEPXの卸価格に値幅の制限がないため青天井に電気代が増え続けるリスクがあると言えるのです。

その為、経済産業省では「市場連動型プラン」に関しての注意喚起をしています。
※出典 経済産業省:「市場連動型」の電力料金プランを契約されている消費者の皆様へはこちら。

まとめ

【新電力】市場連動型プランのメリットとデメリットについて解説をしましたが、結論としては「市場連動型プラン」は避けることがおすすめです。

現在、新電力会社の多くは「市場連動型」を採用していないため、解説したようなデメリットを心配する必要はないのですが、いくつかの新電力会社では「市場連動型」を採用しているところもあるので注意が必要です。

新電力会社の「キャンペーン」や「ポイント」などの甘い言葉にダマされないように、新電力への切替えを検討する際は「市場連動型」の確認とリスクの説明を必ず受けるようにしてください。

契約は無料でも「解約金」が発生する場合もありますので、そちらも併せて確認される事をおすすめします。

※電気代が安くなるのに切替えない2つの理由!はこちら⇩⇩⇩

【新電力】電気代が安くなるのに切替えない2つの理由!
2016年(平成28年)に電力小売全面自由化が全面自由化され間もなく7年目を迎えます。個人の家やお店なども含め全ての消費者が電力会社や料金を自由に選択できるようになり、大手電力会社(東京電力・中部電力など)以外から購入する電気を世間では【新電力(しんでんりょく)】と言います。

※電力の小売全面自由化・新電力で電気代を安くする方法はこちら⇩⇩⇩

【電力の小売全面自由化・新電力】で電気代を安くする方法はこれ!
「電力の小売全面自由化」は2016年4月(平成28年)以降、電気の小売業者の参入が前面自由化された事をいいますが、大規模な工場や施設、オフィスビルなどが使用す「特別高圧」は2000年3月から小売全面自由化が始まりました。2016年4月から小売全面自由化されたのは、「低圧」と区分される一般家庭や店舗などで使用される電力のことを言います。

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