【移動型蓄電池・ポータブル電源】価格・性能・使用時間を徹底比較!

住宅街を歩いていると家庭用蓄電池が設置された家を見かけることも徐々に増えてきました。

とは言っても、設置に掛かる費用は100万円以上と高額な為、まだまだ全国的に普及したとは到底言えるレベルではありませんが、年々設置台数が増えているのも事実です。

しかし、分譲マンションや賃貸住宅(戸建・マンション・アパート)に於いては、共用部への設置やマンションオーナーの判断などが障壁となり、入居者が家庭用蓄電池の設置を考えたとしてもハードルが高い為に、断念するケースが多いのです。

今回の記事では、分譲マンションや賃貸住宅でも置く場所を選ばず使用できるポータブル電源(移動型蓄電池)に的を絞り、価格や性能、いざという時にどの程度使用できるのか?について解説すると共に、実際の購入シミュレーションについてもご紹介します。

電池の種類を知っておく

テレビのリモコンや壁掛け時計などに使用されている乾電池。コンビニやスーパーでも気軽に購入できる為、日常生活に於いても目にする機会は多いのですが、これら使い捨て乾電池の事をまとめて1次電池と呼び、充電が出来る電池の事を2次電池と呼びます。

ポータブル電源や移動型蓄電池は充電することが出来る為、2次電池に分類されます。

そして2次電池の中でも、特性や用途により大きく4つの種類に分類される為、ここでは簡単に用途やメリット・デメリットをご紹介します。

種  類メリットデメリット主な用途
鉛電池安い1)大きくて重い
2)補充電しないと使えなくなる
3)RoHS規制物質を使用している
1)UPS
2)大型設置型バックアップ電源
ニッケル水素電池1)ニッケルカドミウム電池より容量が大きい
2)自己放電量が少ない
1)レアアースを使用し供給価格が不安定
2)過充電に弱い
1)ハイブリッド車
2)電動工具
ニッケルカドミウム電池1)無制限の充電に強い
2)電圧が乾電池に近い
1)自然放電が大きい
2)消費電力が小さく稼働時間が長いものには不向き
3)RoHS規制物質を使用している
1)非常灯
2)電動工具
3)火災報知器
リチウムイオン電池1)小さくて軽い
2)エネルギー密度が高い
3)長寿命
1)充電制御回路が必要
2)保護回路基板が必要
1)電気自動車
2)スマホ
3)パソコン
4)電動工具
※参照リンク先:Wikipedia

これら4種類に大別される2次電池ですが、ポータブル電源・移動型蓄電池にはリチウムイオン電池が最も適しています

また、リチウムイオン電池も定置型と移動型に分けられるのですが、今回の目的は 分譲マンションや賃貸住宅でも置く場所を選ばず使用できるポータブル電源 (移動型蓄電池) がテーマになりますので、移動型に絞った比較検討をしたいと思います。

価格・性能比較について

ここからはポータブル電源(移動型蓄電池)について価格や性能について比較します。

容量(※下記表「容量」)はお凡そ同じものを選定しないと比較が出来ない為3.0Wh(ワットアワー)前後の容量の蓄電池を選択し、参考までに比較的安価なものも一覧に含んでいます。

メーカー容量重量充電サイクルソーラー充電電池種類価格
N社2,962Wh31.5㎏700回可能(別売)リチウムイオン1,200,000円(税別)
A社3,000Wh55㎏2,000回不可リチウムイオン1,500,000円(税別)
P社 3,600Wh 34㎏ 1,000回 可能(別売) リン酸鉄リチウムイオン 360,000円(税別)
H社377Wh5.6㎏1,000回不可リチウムイオン128,000円(税別)
※参照リンク先:各メーカーサイト

このように、容量と価格だけを比較してもどれが良いのか?判断しにくい為、これら各社ポータブル電源を仮に1,000Whに換算した場合はどうなるのか?を表にまとめてみました。

メーカー 仮に容量 を1,000Whに換算した場合換算した場合の重量
(1,000Whあたり重量)
1,000Whあたりの税別価格
N社 2,962Wh ➡ 1,000Whに換算10.6㎏405,132円(税別)
A社 3,000Wh ➡ 1,000Whに換算 18.3㎏500,000円(税別)
P社 3,600Wh ➡ 1,000Whに換算 9.44㎏ 100,000円(税別)
H社  377Wh ➡ 1,000Whに換算 14.8㎏339,523円(税別)
※参照リンク先:各メーカーサイト

単純に各社ポータブル電源の容量を1,000Whに換算した場合の「重量」と「価格」はこの様になりました。

太陽光パネルの使用可不可も含め、この様な換算を元に比較するのは安易な考え方かも知れませんが、ポータブル電源本来の目的を果たす為だけを考えるのであれば、先の一覧表に比べ格段に比較しやすくなったはずです。

【ポータブル電源・移動型蓄電池】はどの程度使用できる?

これまでポータブル電源・移動型蓄電池の各社製品比較をしてきましたが、ここからは、実際にどの程度の容量のポータブル電源があれば良いのか?について検討してみたいと思います。

先の比較に於いて容量・重量・価格面でコスパの高いP社の容量を基準に、仮に停電が起こった場合のシミュレーションを考えたのが上の図になります。

◇ シミュレーション条件
24時間の停電を想定した場合
4人家族 ➡ 全員スマホを使用している
最低限必要な家電を想定(入浴などは想定せず)

大容量3.6kwhのポータブル電源・蓄電池を使用

1)冷蔵庫は450㍑・消費電力80㍗を24時間使用 ➡ 1920wh
2)扇風機を午前・午後で合計6時間使用・消費電力15㍗ ➡ 90wh
3)電子レンジでお弁当などを温める1000㍗を30分使用➡500wh
4)情報を得る為に32型TVを視聴・消費電力60㍗5時間➡300wh
5)家族4人分のスマホの充電15㍗・6時間 4人分を充電➡360wh

1)~5)を合計すると3170wh(3.17kwh) ➡ 容量3600wh(3.6kwh)の場合はまだ少し余裕がある。

容量1.0kwhのポータブル電源・蓄電池を使用

1)冷蔵庫は450㍑・消費電力80㍗を8時間だけ使用  ➡ 640wh
2)家族4人分のスマホの充電15㍗・6時間 4人分を充電 ➡360wh
3)他の家電は容量がオーバーしてしまうので使用不可

1)~2)を 合計すると1000wh(1.00kwh) ➡ 容量1000wh(1.0kwh)なので電池残量は0(ゼロ)となる。

容量0.5kwhのポータブル電源・蓄電池を使用

1)電子レンジでお弁当などを温める1000㍗を30分使用 ➡ 500wh
2)他の家電は容量がオーバーしてしまうので使用不可

容量が0.5kwhのポータブル電源だと、電子レンジは単独で30分、冷蔵庫も単独で6時間程度使用可能となるが、停電や災害時に役に立つのか?と考えた場合、かなり難しい判断に迫られる事は避けられません。

使用する家電次第で消費電力は異なるのですが、大規模停電や災害による停電を想定した場合、最低でも3.0kwh以上のポータブル電源・蓄電池が必要ではないでしょうか。

大容量ポータブル電源を購入する方法

ここからは、先にご紹介したP社のポータブル電源・移動型蓄電池を購入する場合の、資金計画シミュレーションをご紹介します。

個人で購入をする場合

1)現金で購入する。

2)多目的ローンを利用する 

ここでは地方銀行:池田泉州銀行の多目的ローンを例にシミュレーションをご紹介します。

◇ お借入れ金利2.875%
◇ 頭金なし 
◇ 借入額 40万円
◇ 電池の期待寿命10年 

お借入れ期間ボーナス払い有無月々ご返済額ボーナス月ご返済額ボーナス返済金額
3年11,610円0円
5,805円35,030円20万円
5年7,1650円
3,582円21,615円20万円
8年4,669円0円
2,334円14,081円20万円
10年3,839円0円
1,919円11,577円20万円
※2021年12月 変動金利を元にシミュレーション

※地方銀行の多目的ローンを参考までにご紹介しましたが、メガバンクをはじめ全国の地方銀行でも多目的ローンの取り扱いがあります。

池田泉州銀行返済シミュレーションはこちら

法人で購入をする場合

1)現金で購入

2)リースで購入
  ※初月は2か月分のお支払いとなります。

リース期間月々お支払い額
3年約12,000円
5年約 7,500円

※リースは法人のみ
※リースご利用の場合はこちらまでご相談ください

3)マンション防災対策用 残価設定型リースプラン

定  価月々お支払い額契約期間5年お支払い総額無償譲渡条件
ポータブル電源セット396,000円5,800円5年348,000円3年延長満了時
本体のみ308,000円4,500円 5年 270,000円 3年延長満了時
ソーラーパネル88,000円1,460円 5年 87,600円5年満了時
※リース料金表
月々お支払い額 期  間最  長
ポータブル電源セット 延長1,330円1年3年
本体のみ延長1,050円1年3年

※ご購入を検討される際の参考事例を多数紹介しています。関連記事はこちら⇩⇩⇩

【新電力・減価償却】を利用した移動型蓄電池購入シミュレーション①
法人・個人事業主が移動型蓄電池(ポータブル電源)を購入する際、新電力料金と合わせて検討されるケースが増えています。そこで今回は、新電力への切替と移動型蓄電池を購入する場合の費用対効果について、実際の購入事例をもとにシミュレーションしたものをいくつかご紹介致します。
【新電力・減価償却】を利用した移動型蓄電池購入シミュレーション②
以前の記事で【新電力・減価償却】を利用した移動型蓄電池購入シミュレーション①をご紹介しましたが、この記事では同条件で中小企業等経営強化法における即時償却をした場合について解説をします。

まとめ

ポータブル電源・移動型蓄電池の種類や使用の目安、購入方法について解説をしました。

冒頭申し上げたように、全体的にまだまだ普及しているとは言い難い状況ではありますが、自宅で過ごす時間が以前より長くなったこのご時世。

分譲マンションや賃貸住宅にお住まいの方であっても、今回ご紹介した移動型蓄電池であれば気軽に購入できる為、これを機会に検討してみては如何でしょうか。

最後に、このブログを通じポータブル電源・移動型蓄電池の魅力を発信すると共に、防災意識が高まる事に貢献できれば幸いです。

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