【新電力・減価償却】を利用した移動型蓄電池購入シミュレーション①

法人・個人事業主が移動型蓄電池(ポータブル電源)を購入する際、新電力料金と合わせて検討されるケースが増えています。

そこで今回は、新電力への切替と移動型蓄電池を購入する場合の費用対効果について、実際の購入事例をもとにシミュレーションしたものをいくつかご紹介致します。

尚、前回の記事でご紹介しました移動型蓄電池EBP-3600STの購入と新電力プランへの切替えを同時に契約をされた法人・個人事業主様の事例となります。

※減価償却(即時償却)に関する記事はこちら⇩⇩⇩

【新電力・減価償却】を利用した移動型蓄電池購入シミュレーション②
以前の記事で【新電力・減価償却】を利用した移動型蓄電池購入シミュレーション①をご紹介しましたが、この記事では同条件で中小企業等経営強化法における即時償却をした場合について解説をします。

業種ごとにシミュレーション

以下の項目を条件とし、実際の導入事例に基づきシミュレーションをしています。法人名・個人事業主名は公表出来ませんが、業態別にご紹介を致します。

◇シミュレーション条件
1)東京電力・中部電力・関西電力等の電力会社=大手電力会社と表現。
2)シミュレーションは予測値となる為、実際運用時とは異なる場合があります。
3)削減額には再生可能エネルギー発電促進賦課金及び燃料調整費は含まず。
4)移動型蓄電池価格は396,000円(税込み)。
5)電池本体の期待寿命10年の為、シミュレーション期間は10年。

居酒屋(個人事業主)のケース

◇大手電力会社 ➡ 新電力へ切替え(切替え時手数料は0円)
◇切替え前電気料金 ➡ 年間260,340円/年(月平均21,695円/月)
切替え後電気料金 ➡ 年間219,396円/年(月平均18,283円/月)

1年目2年目3年目4年目5年目
電気料金削減額40,944 40,944 40,944 40,944 40,944
減価償却費▲66,000 ▲66,000 ▲66,000 ▲66,000 ▲66,000
節税効果(15%)3,7003,7003,7003,7003,700
税引き後利益 ▲21,356 ▲21,356 ▲21,356 ▲21,356 ▲21,356
累計利益 ▲21,356 ▲42,712 ▲64,068 ▲85,424 ▲106,780
※単位:円
6年目7年目8年目9年目10年目合 計
40,94440,944 40,944 40,94440,944409,440円
▲66,000▲396,000円
3,70022,200円
▲21,356 40,944 40,944 40,94440,94435,640円
▲128,136 ▲87,192 ▲46,248 ▲5,30435,64035,640円
※単位:円

シミュレーション結果・考察

この居酒屋の場合、電気使用量が比較的少なく年間削減額はおよそ4万円。
※減価償却費と電気料金削減額から、移動型蓄電池の購入価格の回収にかかる期間を算出(下記投資回収年を参照)

投資回収年は10年弱。

1)月々の電気料金が比較的安いが年間削減額は40,944円(月3,412円)の削減に成功。
2)投資回収年 9.17年 ※電池本体の期待寿命までに回収可能。

※写真はイメージ

デンタルクリニックのケース

◇大手電力会社 ➡ 新電力へ切替え(切替え時手数料は0円)
◇切替え前電気料金 ➡ 年間522,660円/年(月平均43,555円/月)
切替え後電気料金 ➡ 年間467,244円/年(月平均38,937円/月)

1年目2年目3年目4年目5年目
電気料金削減額55,41655,41655,41655,41655,416
減価償却費▲66,000▲66,000▲66,000▲66,000▲66,000
節税効果(15%)1,5001,5001,5001,5001,500
税引き後利益 ▲9,084▲9,084▲9,084▲9,084▲9,084
累計利益 ▲9,084▲18,168▲27,252▲36,336▲45,420
※単位:円
6年目7年目8年目9年目10年目合 計
55,41655,41655,41655,41655,416554,160円
▲66,000▲396,000円
1,5009,000円
▲9,08455,41655,41655,41655,416167,160円
▲54,50491256,328111,744167,160 167,160円
※単位:円

シミュレーション結果・考察

このデンタルクリニックの場合、電気使用量は平均的ではありますが年間削減額は5.5万円。
※減価償却費と電気料金削減額から、移動型蓄電池の購入価格の回収にかかる期間を算出(下記投資回収年を参照)

投資回収年は約7年。

1)月々の電気料金が比較的安いが年間削減額は55,416円(月4,618円)の削減に成功。
2)投資回収年 7.03年 

※写真はイメージ

エリアルート輸送業のケース

◇大手電力会社 ➡ 新電力へ切替え(切替え時手数料は0円)
◇切替え前電気料金 ➡ 年間1,214,785円/年(月平均101,232円/月)
切替え後電気料金 ➡ 年間1,113,398円/年(月平均92,783円/月)

1年目2年目3年目4年目5年目
電気料金削減額101,387101,387101,387101,387101,387
減価償却費▲396,000▲66,000▲66,000▲66,000▲66,000
節税効果(15%)
税引き後利益 35,38735,38735,38735,38735,387
累計利益 35,38770,774106,161141,548176,935
※単位:円
6年目7年目8年目9年目10年目合 計
40,944101,387101,387101,387101,3871,013,870円
▲66,000▲396,000円
0円
35,387101,387101,387101,387101,387617,870円
212,322313,709415,096516,483617,870617,870円
※単位:円

シミュレーション結果・考察

この会社の場合、 事務所と倉庫兼用の建物となり年間削減額は約10万円。
※減価償却費と電気料金削減額から、移動型蓄電池の購入価格の回収にかかる期間を算出(下記投資回収年を参照)

投資回収年は4年弱。

1)月々の電気料金が比較的安いが年間削減額は55,416円(月4,618円)の削減に成功。
2)投資回収年 3.91年 

※写真はイメージ

デイサービスのケース

◇大手電力会社 ➡ 新電力へ切替え(切替え時手数料は0円)
◇切替え前電気料金 ➡ 年間248,352円/年(月平均20,696円/月)
切替え後電気料金 ➡ 年間208,812円/年(月平均17,401円/月)

1年目2年目3年目4年目5年目
電気料金削減額39,54039,54039,54039,54039,540
減価償却費▲66,000 ▲66,000▲66,000▲66,00066,000
節税効果(15%)3,9003,9003,9003,9003,900
税引き後利益 ▲22,560▲22,560▲22,560▲22,560▲22,560
累計利益 ▲22,560▲45,120▲67,680▲90,240▲112,800
※単位:円
6年目7年目8年目9年目10年目合 計
39,54039,54039,54039,54039,540395,400円
▲66,000▲396,000円
3,90023,400円
▲22,56039,54039,54039,54039,54022,800円
▲135,360▲95,820▲56,280▲16,74022,80022,800円
※単位:円

シミュレーション結果・考察

このデイサービス会社の場合、電気使用量が比較的少なく年間削減額はおよそ4万円。
※減価償却費と電気料金削減額から、移動型蓄電池の購入価格の回収にかかる期間を算出(下記投資回収年を参照)

投資回収年は10年。

1)月々の電気料金が比較的安いが年間削減額は39,540円(月3,295円)の削減に成功。
2)投資回収年 9.46年 

まとめ

新電力市場に於いては普及率が20%前後と低迷しており、大手電力会社の電気料金プランを継続されている方が多いのが現状です。

電気料金が下がる制度であるにも関わらず普及しない理由の背景には、新電力への誤解がある為、現状維持で高い電気料金を支払っているケースが殆どだと言われています。

※新電力に関する記事はこちら⇩⇩⇩

【電力の小売全面自由化・新電力】で電気代を安くする方法はこれ!
「電力の小売全面自由化」は2016年4月(平成28年)以降、電気の小売業者の参入が前面自由化された事をいいますが、大規模な工場や施設、オフィスビルなどが使用す「特別高圧」は2000年3月から小売全面自由化が始まりました。2016年4月から小売全面自由化されたのは、「低圧」と区分される一般家庭や店舗などで使用される電力のことを言います。

また、今回ご紹介したケースに於いても新電力プランへの切替えが目的では無く、企業や個人事業主が災害時・停電時用に移動型蓄電池(ポータブル電源)購入をされた「ついで」に新電力プランへの変更をしたケースをシミュレーションし、移動型蓄電池+新電力(セット)への切替えがもたらすメリットを見える化したに過ぎません。

これらシミュレーション結果からも、移動型蓄電池(ポータブル電源)の購入と新電力の切替えを同時にすることにより蓄電池本体の期待寿命以内に購入費用の回収ができるという事が分かります。

非常時以外でも用途は無数にある移動型蓄電池。

これを機に新電力の切替え+移動型蓄電池購入をご検討してみては如何でしょうか。

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