病院や老人ホームをはじめ多くの企業や施設に於いて、防災・停電対策が進んでいますが定置型の発電機や蓄電池の場合は「水害には無力」と言われます。
小型のポータブル電源や発電機であれば容易に持ち運べますが、「定置型」となるとそう簡単には移動させる事が出来ません。
そのため、設置をする場所の「海抜や過去の浸水被害・河川の状況」などを考慮した上で設置する必要がある反面、大規模な停電はいつ発生するかも分かりませんので、出来ることなら早急に進めたいところです。
そこでこの記事では、定置型(発電機・蓄電池)のデメリットと言われる「水害」から発電機を守る事が出来る、コスパ最強のLPガス発電機「BCPジェネレーター」について解説をします。
記事のポイント
都市ガスとLPガスの両方で発電できるコスパ最強の発電機
水没被害から発電機を守る方法
電源車としても使える発電機
これから防災対策・停電対策をお考えの・・
おすすめの業種
病院や老人ホーム
企業のBCP対策
コンビニや生鮮食品を扱う店舗
温度変化に敏感なペットや植物を取扱う店舗
敷地にゆとりのある戸建やアパート
導入をお考えの代表者さまやご担当者さまは、ぜひ最後までご覧ください。
都市ガスとLPガスの両方で発電できるコスパ最強の発電機
発電機と聞くと「ガソリンや軽油」などの燃料を想像する方も多いのでは無いでしょうか?
一般的な発電機の場合はガソリンを燃料にする事が多いのですが、ガソリンは取扱いが難しく、揮発性が高いことからも「防災時の備蓄燃料としては不向き」だと言われます。
一方、LPガス(プロパンガス)の場合は、災害に最も強い分散型エネルギーとも呼ばれ、防災対策などの備蓄燃料としてはもっとも安全なエネルギーで劣化する事もありません。
この記事でご紹介するLPガス発電機|BCPジェネレーターは「ガソリンを使わない安全な発電機」なので、病院や老人ホームなどの非常用電源としてもおすすめで、騒音レベルも60㏈以下の「静音設計」が特徴です。

冒頭、BCPジェネレーターは都市ガスとLPガスで発電すると説明しましたが、正確には「そのどちらでも発電できる発電機」になります。
例えば、都市ガスエリアで停電が発生した際は、都市ガスを燃料に発電することで電気の供給を途絶えさせません。
また、LPガス(プロパンガス)の供給エリアでは、日常的に使用する「プロパンガスのボンベ(シリンダー)」を接続しておくことで、停電発生時にはその燃料を元に発電をおこなう事が出来るのです。
BCPジェネレーター
BCPジェネレーターの用途としては「常用/非常用発電機」となりますが、ここでは主な特徴を簡単にご紹介しておきます。
BCPジェネレーターの特徴
都市ガスとLPガスで発電する事が出来る(ダブル発電)
LPガスを使用することで「72時間以上の連続運転」が可能
都市ガスの供給が途絶えていなければ連続運転が可能
停電を自動的に感知して「自動で起動」し、停電が復旧すれば「自動で停止」
自己点検機能により「常に正常な状態」を維持
クラス最高の「静粛運転」で、住宅地でも設置が可能
全天候型で-30℃の寒冷地でも安定した起動が可能

停電をBCPジェネレーターが自動で感知する事で、停電発生から30秒以内に電気の供給が開始されます。
その際に、都市ガスの供給に異常が無ければ「供給される都市ガスで発電」をするのですが、電気とガス(都市ガス)のいずれもが遮断された場合でも、予め設置されたLPガス(プロパンガス)で電気を供給する事が出来るのです。
ここがポイント
メリット:都市ガスエリアでもLPガスを備蓄燃料として設置しておく事で、二重の防災・停電対策が出来る
BCPジェネレーターはコスパ最強
気になるBCPジェネレーターのコストですが、同クラスの発電機の場合は400万円~600万円(本体価格)と比較的高額なものが多い中、BCPジェネレーターの価格については、凡そ半額程度で収まります。
※詳しくは商品ページをご覧ください。

また、ガソリンを使用する発電機の場合は、燃料が劣化する事から3ヵ月~6カ月に一度は「燃料の交換作業」が必要となり、メンテナンスコストも嵩むのですが、BCPジェネレーターの場合は簡単なメンテナンスで維持ができるため、維持管理費も抑える事が出来るのです。
プロパンガス供給エリアに強い
BCPジェネレーターは本来、「プロパンガス(LPG)」による運転が基準となっている事もあり、都市ガスの供給が無い「LPガス(プロパンガス)供給エリア」では、非常用電源として用いる事は理想的だと言えます。
また、自宅でLPガス(プロパンガス)を使用される方であれば分かるのですが、プロパンガスはメインで使用するボンベ(シリンダー)に加えて、予備のボンベも設置されるのが一般的です。
そのため、LPガス(プロパンガス)供給エリアに於いては「住居の数だけ予備のLPガス(プロパンガス)がある」と考えることができ、このBCPジェネレーターを設置する事で、大規模停電が発生した場合でも数日間に渡り電気を供給し続ける事が可能になるのです。
ここがポイント
メリット:いざと言う時は、各家庭に設置された予備のプロパンガスで発電する事が出来る
水害(水没)から発電機を守る
発電機や家庭用蓄電池などの多くは「定置型」と呼ばれるもので、地面に基礎工事などを施し固定する事が一般的ですが、BCPジェネレーターについても同様の工事が必要となるため、本来は「定置型の発電機として使用」する事になります。
しかし、このような定置型の場合は、地面に固定されている事がデメリットとなり「浸水被害などの水害」にはとても弱く、河川の氾濫により発電機が水没したなどの事例も多いのが現状です。
また、発電機や家庭用蓄電池は本体重量が100㎏を超えるものも多く、水没の危険性が迫っていたとしてもそれを回避するために移動させるような事は出来ません。
※家庭用蓄電池の「水没」に関する記事はこちら⇩⇩⇩をご覧ください。
定置型は設置場所に注意が必要
「発電機を水害から守る事も防災対策の一つ」だと考えれば、定置型の発電機を設置する場所は慎重に選ぶ必要があります。
注意が必要な設置場所は?
海抜の低い地域での設置
河川近くでの設置
道路より低い土地(宅地)での設置
このような環境に於いては、水害により発電機が水没する可能性も高く、発電機を設置をする際は「地盤面からの高さ」などを検討する必要があります。
しかし、過去に地盤面から2~3Mにも及ぶ浸水被害があったような地域については、地盤面からそれ以上の高さに発電機や家庭用蓄電池を設置する事は現実的とは言えません。
BCPジェネレーターを車両に搭載する事で水害から守る
BCPジェネレーターの最大のメリットは、LPガス(プロパンガス)で電気を供給する事ができるため、オフグリッドでの使用が可能だと言う点です。
用語の意味
オフグリッドとは、電力会社の送電網に繋がっていない状態や、電力を自給自足できる状態の事を言います。
BCPジェネレーターをこのような「オフグリッド」の状態で、軽自動車などの車両に搭載すれば「電源車として使用」することができ、停電時にはこの電源車から建物(分電盤)へ電気を供給し、水害などの危険が迫っている場面では車ごと避難させる事も可能です。

また、先ほどのような「プロパンガス供給エリア」では、非常時に各家庭のガスボンベを利用することでより多くの電気を供給できるため、BCPジェネレーター本体をトレーラーで届ける事により「被災地へインフラを最速で届ける」事が出来るのです。
勿論、都市ガスエリアに於いてもプロパンガスを車両に搭載することで同様の使い方が出来るため、車両の通行が出来る場所なら何処でも直ぐに電気を届ける事が可能になります。
このように、定置型の発電機であっても車両に搭載することで水害から発電機を守る事はもちろん、電源車としての用途でもお使い頂けるのです。
※BCPジェネレーターを搭載する「電源トレーラー」に関する記事はこちら⇩⇩⇩をご覧ください。
まとめ
この記事では、【LPガス発電機】定置型のデメリット・水害から発電機を守る|コスパ最強のBCPジェネレーターについて解説をしましたが、最後にポイントを整理しておきます。
記事のまとめ
BCPジェネレーターは都市ガスとLPガスで発電ができる
都市ガスエリアでもLPガスを発電用の備蓄燃料として使える
他の発電機よりもコスパに優れている
プロパンガス供給エリアに強く、いざと言う時は各家庭にある予備のプロパンガスを使う事が出来る
車両に搭載することで、水害から発電機を守る事ができる
コスパの良い電源車としても使える
BCPジェネレーターは軽トラックの荷台に乗るサイズですが、停電時には戸建住宅「4~6軒の電気を供給」することができるため、規模の小さな老人ホームや医院(病院)などでは、防災対策用の電源としてBCPジェネレーターの導入が始まっています。
また、個人宅でも導入されるケースもありますので、BCPジェネレーターを検討してみたい方は、お気軽にお問合せください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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