全ての介護サービスを行う事業者に対して「BCP策定の義務化」が既に決定しており、2024年4月以降は施設や在宅を問わず介護事業所には対策する事が課せられます。
一般的に言われる「防災対策」とは、身体や生命の安全確保について計画されるのに対し、BCP策定の目的は先程の防災対策に加えて「重要な業務の継続や早期復旧」なども計画しておく必要があります。
これらの防災対策やBCP策定を行う上で「電源を確保する事」については、もはや必須と考える事が自然であり、老人ホームをはじめ、病院・医院などに於いても非常用電源設備の導入が活発になっています。
そこでこの記事では
記事のポイント
病院・医院・老人ホームにおすすめの防災対策|LPガス発電機
LPガス発電機が防災対策におすすめの理由
医院や小規模ホームにLPガス発電機がおすすめの理由
について解説をします。
介護サービスに従事されている方をはじめ、医療関係者の中で「非常用電源を用いた防災対策」をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
※記事内でご紹介する発電機の販売・通販も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
病院・医院・老人ホームにおすすめの停電対策|LPガス発電機
防災対策で最も重要な項目の一つに「電源の確保」が挙げられますが、病院や医院、老人ホームなどで停電が発生した場合は患者や入所者の生命にかかわる事も考えられます。
そのため、それらの施設に於いて「非常用電源を確保」する事は必須だと言えますが、街の医院や小規模ホームなどではまだまだ満足に普及しているとは言い切れません。
また、非常用電源を確保するとなれば、発電機や蓄電池(ポータブル電源)を導入する事が最も手軽で良いのですが、発電機の場合は「燃料の劣化」が問題となり、蓄電池に至っては供給できる電気の容量に制限があるため、長期の停電(3日以上)には対応する事が出来ません。
そこで、これらの問題をカバーしてくれる「LPガス発電機」についてここから詳しく解説をします。
LPガス発電機
この記事でご紹介するのは、チャンピオン・パワー・イクイップメント社(Champion Power Equipment)のホームスタンバイ発電機(以下:LPガス発電機)です。
同社は北米を中心に、世界のあらゆる市場に発電機器を提供するマーケット・リーダーです。
日本国内では、コストコ(コストコホールセールジャパン株式会社)にも発電機を提供しており、小型のものであれば店舗でも販売されているのをご存知の方も多いでしょう。
そして、LPガス発電機は、信頼性と耐久性のある製品を長年、世に送り続けてきた同社が提供する「費用対効果の高い発電機」なのです。
※コストコなどで購入出来るチャンピオン社製の発電機⇩⇩⇩


LPガス発電機が防災対策におすすめの理由
ここでは、LPガス発電機の機能・特徴について解説をしますが、LPガスを燃料にする理由について詳しく知りたい方はこちら⇩⇩⇩をご覧ください。
LPガス発電機の最も優れた機能・特徴は「都市ガスとLPガス(プロパンガス)の両方」を燃料に、電気を作る(発電)事です。
例えば、都心部に於いて停電が発生した際、都市ガスの供給が途絶していなければ「都市ガスを燃料」に発電をすることが出来ます。
また、何らかの災害により電気とガスの供給が途絶した場合でも、プロパンガスを予備燃料として設置しておくことで、プロパンガスを燃料に発電を開始します。
勿論、都市ガスの供給エリア外(プロパンガスの供給エリア)でも使用できるのですが、プロパンガスを燃料にする利点は長期間放置しておいても中身が腐ったり劣化する事が無いため、備蓄燃料としては最も優れた「分散型エネルギー」と言えるのです。
それに、プロパンガスの予備が多ければ多いほど「長期間の停電にも耐える事が出来る」のも、LPガス発電機がおすすめの理由です。
ここがポイント
LPガス発電機のメリット:プロパンガスは劣化しないので防災対策には最も適した燃料と言える。
医院や小規模ホームにLPガス発電機がおすすめの理由
医院や小規模ホーム(老人ホーム)にLPガス発電機がおすすめの理由は、導入・設置までの時間がとても短い事です。
こちら⇩⇩⇩の画像は、LPガス発電機を実際に設置した際のものですが、本体の下にある「基礎」は、コンクリートが乾くまでの間に1日~2日ほどかかりますが、基礎工事が終われば、本体を設置し電気工事とガス工事を平行して行う事ができるため、本体の設置場所から分電盤までの距離が概ね30メートル以内であれば「2日で工事は完了」します。

例えば「医院でLPガス発電機を導入する場合」は、土曜日の午前診が終わった後に電気工事とガス工事に着手し、日曜日中に両方の工事を終わらせる事で、月曜日からの診療を通常通り行う事が出来ます。
このようなスケジュールで工事を行う際は、先程触れました「基礎工事」を先行して行っておく必要があるのですが、診療を止めてまで行う工事では無いので、現場の様子をみながら進める事も可能です。

また、非常用電源の工事と聞くと、しばらく建物内のインフラ(停電等)に影響があるのか?と心配される事もあるのですが、LPガス発電機であればこのように短期間で設置が出来ることもあり、一時的な停電(分電盤の電気工事)や都市ガスの供給をストップさせる必要はあるものの、対象施設への影響が極めて少ないこともあり、医院や小規模ホームへの導入が増えているのです。
ここがポイント
LPガス発電機のメリット:工事期間が短く、医院へ導入する場合は土日で作業を完了させる事も出来るため、診療に影響がない。
LPガス発電機でどの程度?電力を供給できるのか
ここでは、LPガス発電機がどの程度の電力を供給できるのかについても解説をします。
医院の場合
照明器具20台~30台
ルームエアコン(100V)を1台~2台
医療機器(100V系)
医院の場合は、これらの機器を同時に使用する事が出来、このケースに於ける凡その電力量としては「7.0kWh」となります。
では次に、老人ホームなどの老健施設の場合ですが・・
老人ホームの場合
照明器具50台程度
ルームエアコン2台
サーバー類のコンセント
小規模ホームの場合を想定すると、凡そこの程度の電力を賄う事が可能ですが、勿論、入所者の数や規模、使用する機器によっては消費される電力が異なります。
そのため、ここでは「目安」として参考にされる事がおすすめですが、ご参考までにコンビニの場合についてもみておきましょう。
コンビニ(郊外型店舗・単店)の場合
照明器具30台程度
冷凍ショーケース2台
冷蔵ショーケース
コンビニの場合、メインとも言える冷蔵庫の電源を確保する事ができるため、LPガス発電機があれば停電による被害は殆ど受ける事がありません。
勿論、病院・医院の場合に於いても「ディープフリーザ」などの使用を考える必要があるので、LPガス発電機を導入する前には必ず、医療機器も含め「停電時に必要な電力量」も把握しておく必要があります。
ここがポイント
LPガス発電機のメリット:停電で「暗闇」になる事は無く、コンビニなどの防災対策にもおすすめ
まとめ
この記事では【非常用電源・LPG発電機】専門店が解説|病院・医院・老人ホームのおすすめ防災対策について解説をしました。
記事のまとめ
LPガス発電機は「都市ガス・プロパンガス」の両方で発電する事ができる
プロパンガスは劣化しないので、防災対策には最も適した燃料
設置に要する期間が短い|最短2日で工事が完了
停電時でも数十台の照明器具を使用する事が出来、大型の冷蔵庫への電力供給も可能
LPガス発電機には、ご紹介した多くのメリットがあるため、今後、BCP策定が義務化される介護サービス事業者の方も含め、医院や生鮮食品を取り扱う店舗などにもおすすめの防災対策です。
LPガス発電機に関するお問合せ
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