【ポータブル電源】専門店が解説|容量とサイクル寿命は経年で変化する?

ポータブル電源を購入する際の基準は人それぞれ違うかと思いますが、その中でも「容量とサイクル寿命(サイクル回数)」は多くの方が気にするポイントです。

また最近では、サイクル回数(寿命)が数千回にもなるポータブル電源が、リン酸鉄リチウムの登場と共に目立つようになりました。

そこでこの記事では・・

  • 容量とサイクル回数(寿命)の考え方
  • 専門店がおすすめする「ポータブル電源の選び方」

について解説をします。

ポータブル電源選びに迷われている方は、ぜひ参考にしてください!

容量とサイクル回数(寿命)は「初期値」

ポータブル電源は、使用する環境や使用方法によって寿命は大きく変化します。

例えば、停電対策用のポータブル電源を所持している方の中には、電池残量が少し減ったからと言って常に充電を繰り返し、「電池残量100%を維持」される方も居ます。

万が一に備えて電池残量を気にするお気持ちは分かるのですが、このような使い方はポータブル電源にとっては良くありません。

理想は、電池残量が半分程度を下回った頃に充電をすると良いのですが、ここはポータブル電源メーカーに見解を聞くことも重要です。

このように、充電サイクルは使う人によって異なる事が想定できる事もあり、同じ機種のポータブル電源を使用したとしても「ポータブル電源が迎える寿命はそれぞれ違う結果」を迎える事は容易に想像ができます。

そのため、容量やサイクル回数(寿命)は「初期値」だと覚えておく事が重要です。

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車の燃費が分かり易い!

この記事を読んで頂いている方の多くが自動車の運転経験があると思いますが、良く目にする「自動車の広告」(下図)には、燃費の目安が記載がある事をご存知でしょうか?

※筆者は車の事はあまり詳しくありません。

※自動車の販売広告例

このケースの場合は・・

1リットルのガソリンで、40.8㎞の距離を走る事が出来る

事を意味しているのですが・・

  • 運転する人
  • 走行する場所や地形
  • 走行時のスピード

が違えば、当然この40.8㎞通りにはなりません。

また、運転の荒い人であれば車の寿命も短くなる事もあるでしょう。

こんな事を言うと、多くの方が「当然だ!」と言うかも知れませんが、ポータブル電源選びの場合は少し様子が違うのです。

サイクル回数は目安?

車の燃費と同じように、ポータブル電源のサイクル回数(寿命)も一つの目安です。

しかし、車と大きく違う点は、サイクル回数(寿命)の信憑性を確認するには数百回・数千回の充放電を繰り返す必要があります。

車の燃費であれば、数回~数十回の走行を繰り返せば「公表値(燃費)との乖離」が分かるのですが、ポータブル電源の場合は個人がそれを確認(サイクル回数の信憑性)するのは至難の業です。

例えば、サイクル回数が3,000回のポータブル電源であれば、3,000回の充放電を繰り返した後に「この数値が正しかった!」「予定よりも随分寿命が早く来た。。」といった事になるのですが、勿論、このような事をする人は殆ど居ません。

そのため、ポータブル電源各社が公表している「サイクル回数(寿命)」は信用することしか出来ず、サイクル回数の信憑性をご自身で確認する事は難しいのです。

サイクル回数に満たないポータブル電源

サイクル回数を個人で計測するのは難しいのですが、あるポータブル電源メーカーでは、このサイクル回数の信憑性を実際に計測している会社もあります。

そのポータブル電源メーカーが実際に充放電を繰り返して測定(公表値のサイクル回数に達した際の電池残量)した結果、全くデタラメのポータブル電源の存在も明らかになったようです。

この結果は、ある程度予想が出来た事なので驚きは無いのですが、問題は「お客さまが正しく判断できる基準が無い」事です。

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どっちのポータブル電源を選ぶ?

例えば(下図)のようなポータブル電源があったとしましょう。

価格の差が「1万円」にはなるのですが、AtoBでは「サイクル回数が500回」も違います。

この「サイクル回数(寿命)500回の差」が、購入する側の判断基準の一つになっている事は容易に想像ができます。

普通に考えれば、500回も長く使えるのなら「Bの方がお得だ!」と思うのですが、もし、このBのポータブル電源が3,500回のサイクルを待たずして寿命を迎えるような事になれば、当初の判断材料としては何の意味もありません。

そのため、先ほどの例(メーカーの試験結果)から考えると、サイクル回数(寿命)でポータブル電源の善し悪しを判断するのはリスクがあると言えます。

専門店が解説する「ポータブル電源選びの基準」

このような事を踏まえて、ここからはポータブル電源の専門店がおすすめする「ポータブル電源選びの基準」について、幾つかご紹介したいと思います。

新機種には手を出さない

最近は特に、新しいポータブル電源が続々と販売されていますが、機能や性能が飛躍的に良くなったものが販売されている訳ではありません。

既存機種との違いと言えば・・

  • 搭載バッテリーがリン酸鉄リチウムになった
  • 少し軽くなった
  • デザインがカッコいい

この程度です。

そのため、競ってまで新機種を購入する必要も無く、しばらくは同行を見定める方が無難です。

過去には、クラウドファンディングでポータブル電源のトラブルも起こっています。

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リン酸鉄リチウムが必ずしも安全とは限らない

最近の主流は「リン酸鉄リチウム」になりつつありますが、リン酸鉄リチウムが人気の理由は「安全性とサイクル回数」だと言えます。

そのため、ポータブル電源メーカーから販売される最近のポタ電は「リン酸鉄リチウム搭載」をメインにしているのですが、ここも注意が必要です。

リン酸鉄リチウムは確かに安全性が高くサイクル回数も多いのですが、全てのリン酸鉄リチウムが安全だとは言えないのです。

例えば、ポータブル電源内部に搭載されるバッテリー(電池セル)の安全性を確認する試験には、上図のような「圧壊試験」と呼ばれるものがあります。

この試験は、簡単に説明すると・・

  1. 機械に取り付けられた「金属の丸棒」などを使い
  2. 一定の力
  3. 一定の速度
  4. 電池セルを押し潰す

このような試験を行う事で、電池セルの異変(発煙・破裂・発火・漏液・発熱)などの変化を確認する事が出来ます。

この試験によりポータブル電源の安全性(搭載される電池セルの安全性)が証明されるのですが、残念ながら「圧壊試験」は国が定める安全規格に於いては義務付けられていません。

また、その他にも多くの試験はあるのですが「義務付けられていない項目」や「基準が緩い」のが現状です。

そのような事もあり、「リン酸鉄リチウム=安全」と安易に考える事が出来ないため、市場で実績のあるポータブル電源、若しくはポタ電メーカーを選ぶ事が賢明です。

アフターサービス

ポータブル電源を購入した後の「アフターサービス」も重要なポイントです。

購入した後のトラブルは購入者とポータブル電源メーカーで解決する事になるのですが・・

  • 電話で対応してくれない
  • 日本語が通じない
  • メールが英語で返ってくる
  • 返事が遅い

など、ポータブル電源各社によって対応は違います。

特に、メールのやり取りを普段行わない方からすれば「電話対応が無い事はとてもストレス」に感じますので、アフターサービスはポータブル電源選びではかなり重要なポイントです。

まとめ

この記事では、【ポータブル電源】専門店が解説|容量とサイクル寿命は経年で変化する?について解説をしましたが内容を整理します。

サイクル回数(寿命)や容量は初期値です

サイクル回数は「車の燃費」のように、個人で比較・検証する事は難しい

サイクル回数は必ずしも正しいとは言えず、ごまかしている可能性もある

サイクル回数で判断するよりも、総合的に判断する事がおすすめ

専門店は素性の分からない新機種はおすすめしない

リン酸鉄リチウムの安全性にもバラつきがある

国が定める安全規格は「基準が緩い」

ポータブル電源を購入する前に、アフターサービスについても確認する(メーカーHPはあてにならないので自分の目で確認)

ポータブル電源を選ぶ際の参考にして頂ければ幸いです。

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★法人・個人事業主のポータブル電源専門店|エンビューロ
★事業内容
・法人・個人事業主向けポータブル電源専門店
(個人の方は要相談)
・BCP対策用 補助金(助成金)申請業務全般
・医療用蓄電池
・LPG発電機(BCP対策用)施工管理
・屋外イベント向け大容量ポータブル電源各種
・車載サブバッテリーの販売及び施工
・EV充放電機
★専門分野
・ポータブル電源
・BCP対策全般
・車載バッテリー
・建築(戸建・収益・医院建築)
★保有資格
・宅地建物取引士
・測量士補
・第二種電気工事士

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