防災(災害)対策用にポータブル電源を常備される個人や企業が増えています。
実際に停電が起こった際、ポータブル電源で使いたい「電化製品のBEST3」は
となりますが、2位の冷蔵庫については用途も多岐に渡り、個人宅で使用する冷蔵庫・生鮮食品を扱う店舗用の冷蔵庫・医療現場で扱う冷蔵庫などがあげられます。
※停電時に使いた家電「BEST3」に関する記事はこちら⇩⇩⇩
個人宅や店舗(業務用冷蔵庫)などで使う冷蔵庫に於いては、食材(離乳食なども含む)」を腐らせない事が主な目的ですが、この記事では「リアル停電時の食事を想定」したレシピについて解説をします。
ミシュランのビブグルマンにちなんで「ポタグルマン」と名付け、「停電時を想定した食事」に特化したレシピの解説を今後も続けて参ります。
※「こだわった料理」や「見栄えする料理」は一切考えていませんので予めご了承ください。
ケトルを使った温泉たまご
今回は「ケトルを使った温泉卵(たれ付き)」をご紹介します。
ポータブル電源があれば卵を使った料理も簡単に作る事が出来ますが、その中でも比較的簡単で「消費電力が少ない」温泉たまごの作り方について解説をします。
温泉たまごを作る
第二回「ポタグルマン」でご紹介する料理は温泉たまごです。
✽今回使用した材料などは次の通り。
- 生卵:1個
- めんつゆ:適量(薄めて使うタイプ)
- だしの素:一つまみ
- 水:1000ml(沸かす用)
- 水:200ml(温度を下げる用)
- ケトル:定格消費電力800W
- 使用するポータブル電源:業務用1500W/最大出力3000W

お湯を沸かす
今回使用するケトルもヒロ・コーポレーション製:HKT-100ですが、Amazonで購入した方のレビューにはどうも「当たりはずれ」があるようです。
気になる方は実店舗(ヤマダ電機で購入できます)での購入がおすすめです。
※使用したケトルはこちら⇩⇩⇩


- お湯を沸かすために要した時間:1000ml 6分15秒
- お湯を沸かすのに要した電力:約83W
- お湯を沸かすための電気代:2.1円(関西電力料金単価で計算)
温泉たまごとたれを作る
お湯が沸騰すればケトルの電源を切ります。
次に沸騰したお湯の中へ温度を下げる用の水200mlを注ぎ、生卵を投入します。卵を入れた後は「12分」放置するだけです。

✽生卵を入れる際のポイント
- 卵の底に画びょうなどで「小さな穴」を明けておく(剝きやすくするため)
- トングなどを使って慎重に入れる(卵が割れないように)
- 水:1000mlで温泉たまごを作る際は1個~4個までがおすすめ
続いて、温泉たまご用のたれを作ります。

停電時のレシピを意識しているので「洗い物」はなるべく増やしたくありません。
たれを作る場合は、「サランラップ」にめんつゆ・だしの素を適量(画像は各小さじ0.5杯分)を入れ、10秒程度ケトルのお湯に浸せば(お湯が入らないように注意)温泉たまご用のたれが完成です。
温泉たまごが完成
卵をお湯の中で放置する時間は11分~13分がおすすめですが、調理時間はお好みで調整してみてください。
※今回は12分お湯につけた後、水道水で卵の粗熱をとりました。
出来上がった温泉たまごにたれをかければ完成です。

また、沸騰したお湯の中へ(温度を下げる用の水は入れない)生卵を投入し、25分~30分放置することで「ゆで卵」も作ることが出来ます。
調理時間に余裕がある場合は「光熱費が安く済む」ので、日常生活に於いてもおすすめです。
まとめ
この記事ではポータブル電源を使った、リアル停電時の食事を想定|ポタグルマン|Vol.2をご紹介しました。
※ポタグルマンVol.1はこちら⇩⇩⇩
ポータブル電源とケトルがあれば停電時でも温泉たまごが簡単に作れますので、生卵を使用するよりも「贅沢な感じ」がします。

但し、スーパーなどで販売されている温泉たまごとは違い、家庭で作る場合は「賞味期限」に注意が必要です。
- スーパーの温泉たまご:2週間程度
- 家庭で作る温泉たまご:1日(調理した翌日まで)
卵を茹でることで「殺菌」ができるため直ぐに食べる際は問題はありません。
※スーパーで売られている温泉たまごの場合は特殊な殺菌工程が調理の過程に含まれるため賞味期限が長くなります。
今回は、無料のオートサイトをお借りして「調理」をしましたが、使用した「たまご」については普通にスーパーで売られているものです。
ただ、ポータブル電源とケトルで作る温泉たまごもまた「絶品」ですので、停電時以外にもキャンプやアウトドアでポータブル電源を使用される方は是非一度お試しください!
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