【ポータブル電源】専門店が解説|ジャンク品の「返品不可・法的効力」

2022年6月14日

ポータブル電源の需要が高まる中、メーカー各社は続々と最新機種を世に送り出しています。

それに伴い、オークションサイトやフリマサイト(メルカリ・ラクマなど)に於いても「ポータブル電源を出品する人」が増えました。

この「出品者」の中には、個人をはじめ「業者と思わる方の出品」も見受けられるのですが、オークションサイトやフリマサイトで良く目にする言葉が「ジャンク品」です。

そもそも「ジャンク:junk」とは「がらくた:値打のない、使い道のなくなった雑多な品物や道具類」と言った意味があり、本来は「ゴミとして扱われてもおかしく無いもの」ですが、オークションサイトやフリマサイトに於いては「無数のジャンク品」が販売されているのです。

希少性の高いものについては「ジャンク品には価値がある」ような気がしますが、ポータブル電源でさえ「ジャンク品」が売られている事には驚かされます。

そこでこの記事では、ポータブル電源の専門店がジャンク品の「返品不可・法的効力」について分かり易く解説をします。

記事のポイント

 ジャンク品の定義について

 ジャンク品の「返品不可」について

ポータブル電源に限らず「ジャンク品」の購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

ジャンク品の定義

冒頭、ジャンクとは「がらくた」だと説明をしましたが、ここではオークションサイトやフリマサイトで使用される「ジャンク品の定義」について解説をします。

ジャンク品の定義

 使用に際して問題は無いが、本体の一部が破損・汚損している

 部分的な動作不良が見受けられる

 全く動作しない

 中古品・未使用品であっても動作について保証をしない

 ノークレーム・ノーリターン

 返品不可

 ジャンク品と記載がある

ポータブル電源に限らず、電化製品などに多くみられる「ジャンク品」の定義とは、このような説明がある場合の事を指します。

※オークションサイトのトラブルに関する記事はこちら⇩⇩⇩

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ジャンク品の「返品不可」は有効?

ジャンク品に限った事でも無いのですが、オークションサイトやフリマサイトには「返品不可」や「ノークレーム・ノーリターン」などの記載を目にすることがあります。

もし、このような注意書きがある商品を購入し「動作不良などの不具合」があったとしても、原則「この契約は有効」となります。

そのため、「未使用に近い・美品」などの言葉に釣られて、この言葉が小さく添えてあったとしても原則:返品をすることが出来ません。

このようなケースは【担保責任を負わないとする特約】とみなされるからです。

出品者が「動作不良・キズなどを知っていた」場合は?

「返品不可」や「ノークレーム・ノーリターン」は原則:有効な契約とされますが、次のような場合は「例外」として取り扱われます。

 返品不可やノークレーム・ノーリターンが無効になる場合

 出品者が「動作不良・キズなどを知っていた」場合に於いて、それを買主に告げなかった場合

 売主が業者の場合「原則:無効(消費者契約法)」

contract

一般的に、ジャンク品と記載があったとしても、重要な情報を出品者(売主)が意図的に隠していた場合は「契約不適合」となり、契約が無効になるため返品をすることが出来ます。

しかし、この場合は「相手が意図的に行った事を証明する必要」があるため、実際は:有効(返品不可)となるケースが多いようです。

また、出品者の中には当然「業者」もいるのですが、業者の場合は「返品不可」「ノークレーム・ノーリターン」の契約は無効となります。

ジャンク品の返品不可・法的効力

解説したように、出品者側に過失や故意がある場合や、業者が出品者の場合は返品不可と言えども「無効」になるのですが、実際はこのような法的効力があったとしても、それが有効に働いているとは言えません。

仮に、購入者側から「意義を申し立てた」としても素直に応じる出品者は少なく、多くの場合は購入者が泣き寝入りするのです。

そのような事からも、ポータブル電源の場合は「ジャンク品」の購入はおすすめ出来ません。

また、「未開封・新品同様」と記載があった場合でもメーカー保証を受ける事は出来ませんので、こちらも注意が必要です。

※メーカー保証に関する基準はこちら⇩⇩⇩

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まとめ

この記事では【ポータブル電源】専門店が解説|ジャンク品の「返品不可・法的効力」について解説をしましたが、最後にポイントを整理しておきます。

記事のまとめ

 ジャンク品を購入した場合は「原則:返品不可」となる

 返品不可やノークレーム・ノーリターンは、業者が売主の場合は「原則:無効」

 個人から購入する場合でも、出品者側に過失や故意が「返品不可は無効」となるケースもある

ポータブル電源は、価格が高いものが多く「少しでも安く買いたい」と考える方も多いのですが、転売品や中古、非正規店での購入にはリスクが伴います。

そのため、どれだけ新しいものを手に入れたとしても、「保証が無い」場合は、メーカー側で修理さえ受付けて貰えないこともあるのです。

最後に、ポータブル電源を少しでも安く購入したいとお考えの方は、ご紹介したようなトラブルを避けるためにも「メーカーや正規販売店」での購入がおすすめです。

また、ポータブル電源の専門店:En Beau loでは、メーカー保証が受けれる「正規品のみ」を販売していますので、「正規品を少しでも安く購入したい方」は、下記までお気軽にご相談ください。

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