排気ガスや騒音を出さない「ポータブル電源」の活躍の場が、年々増加していますが、その中でも、業務用ポータブル電源は用途が多岐に渡る事もあり、これまで様々な機種が登場しました。
そこでこの記事では、撮影機材や音響機器の予備電源としてのニーズが高い、PPS-2500Wについて解説をします。
記事のポイント
PPS-2500Wの特徴を解説
業務用だからこそ求められる安全性
ありそうで無かった出力ポート
PPS-2500Wが選ばれる理由
業務用ポータブル電源で100V・200V出力のプロ仕様をお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください。
PPS-2500Wの特徴を解説
ここでは、PPS-2500Wの主なスペックについて解説をします。

スペック
電池セル リン酸鉄リチウムイオン電池
蓄電容量 2,480Wh
定格出力 2,500W
サイクル回数 2,000回
本体重量 約35㎏
外装 Metal(金属製)
PPS-2500Wは「50年以上に渡り蓄電池の開発・製造」を手掛けてきた、国内の老舗メーカーが提供する業務用に特化したポータブル電源です。
同社は、大手農機具メーカーへの納入実績をはじめ、医療機関や世界的に有名なリゾート施設などへポータブル電源(ポータブル蓄電池)を提供するなど、多くの実績を誇る一流の蓄電池メーカーの一つですが、その実績からも安全性や信頼性の高さが伺えます。
PPS-2500Wの「安全性」
PPS-2500Wの安全性については業務用に特化している事もあり、市販されるポータブル電源以上に拘る必要が求められます。
その結果、搭載される電池セルは「リン酸鉄リチウムイオン」が採用されているのですが、特筆すべき点は「金属製ケース」が採用されている事です。

最近では、ポータブル電源を購入される一般の方が増えた事もあり、多くのポタ電メーカーが誕生しました。
ところが、大半のメーカーは「外装(電源の本体素材)」にコストを掛ける事を嫌い、樹脂製のポータブル電源を主力商品と位置付けているのが現状です。
ただ、一般の方が使用される用途(キャンプやレジャー・防災対策用など)であればそこまで気にする事では無いのですが、業務用ともなれば話は別です。
ここがポイント
樹脂製のケースは「燃える」が、金属製のケースは「燃えない」。
国内でも、ポータブル電源の「発火事故」は数多く報告されていますが、発火のリスクが低い「リン酸鉄リチウムイオン」だからと言って、100%安心できるとは言い切れません。
その為、PPS-2500Wでは「万が一の事故やトラブル」に備えて、外装を金属製ケースで覆っているのです。
ここでのポイント
発火のリスクが少ない、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載
万が一のトラブルにも安心の「金属製ケース」を採用
金属製ケースの重要性
PPS-2500Wは業務用に特化している事もあり、活躍する場面は多岐に渡ります。
その為、万が一「内部のバッテリーが発火・爆発」をした場合でも、被害を最小限に留めておく必要が求められるので、外装は金属で覆われているのです。
「燃えない」と聞くと誤解をされる方も居ますが、金属製ケースが果たす役割は、内部のバッテリーが万が一、発火や爆発をした場合でも周囲への被害を最小限に抑える事が目的です。
ここがポイント
金属製ケースは、ポータブル電源内部で発生した「発火や爆発の二次被害」を防ぐ目的がある。

PPS-2500Wは出力ポートの「位置」に拘り
PPS-2500Wは、安全性の他にも「出力ポートにも拘り」があります。
ポータブル電源の多くは「本体側面に出力ポート」があるのに対し、PPS-2500Wは「全てのポートが本体上面」に配置されているのですが、このような機種は殆どありません。

上面に出力ポートがある事で、コンセントを「立ったまま・椅子に座ったまま」で使用する事が出来るのですが、これは実際に使ってみると、その操作性の高さには驚かされます。
PPS-2500Wの「機動力」
PPS-2500Wは機動力も高く、片手で移動させる際も抜群の安定感があります。
本体下部に「4輪のキャスターが設置」されているのですが、これに加えて「伸縮式の取っ手」がある事で機動力が格段に上がるのです。

4輪キャスター付きのポータブル電源は幾つもありますが、伸縮式の取手が付いている機種は多くありません。
PPS-2500Wが選ばれる理由
PPS-2500Wの特徴については解説をしましたが、PPS-2500Wが選ばれる理由についてのポイントもここでは整理しておきます。
PPS-2500Wが選ばれる理由
老舗の蓄電池メーカーが製造しているため、信頼性が高い
業務用に特化している、操作性の高さ
AC出力が「110Vと220V」の2機種から選べる
双方向インバーターを搭載しているので、充電アダプターが不要
マットブラックの高級感があり、撮影現場や音響機材の予備電源などに選ばれる方が多い
PPS-2500Wは本来、農作業向けに開発・製造された業務用ポータブル電源だったのですが、先に解説をしたような特徴などから多くの現場や業種で選ばれるようになりました。
また、ソーラーパネル充電にも対応している事もあり、屋外イベントなどでも使用されるケースもあるようです。
まとめ
この記事では、【業務用ポータブル電源】撮影機材・音響機材の現場におすすめ|110V・220V出力のPPS-2500Wについて解説をしましたが、最後にポイントを整理しておきます。
記事のまとめ
PPS-2500Wは110V仕様・220V仕様の2機種から選択が可能
金属製ケースは、ポータブル電源内部で発生する「発火や爆発」から想定される二次被害を最小限に抑える役目を果たす
出力ポートが上面にあるだけで「操作性が非常に高い」と言える
4輪キャスター付き+取手がある事で「機動力の高さ」が実現
金属製・マットブラック仕上げは高級感があり、撮影現場や音響機材の予備電源で選ばれる
PPS-2500Wは業務用に特化したポータブル電源なので一般の方で購入される方は殆ど居られませんが、業務用としての完成度は非常に高い事もあり、今後の展開に期待が持てる一台です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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