【ポータブル電源】介護医療施設と高齢者のための停電時のトイレ対策

2022年4月27日

停電時、特に高齢者や介護医療施設ではトイレの使用が大きな問題となります。現代のトイレは電気を利用しているため、停電が発生すると使用が困難になることがあります。

※停電時に使いたい「家電」についてはこちら⇩⇩⇩

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この記事では、高齢者や介護医療施設のスタッフの方々に向けて、停電時のトイレ対策としてのポータブル電源の重要性とおすすめの製品を詳しく紹介します。

記事のポイント

 停電時に使えない?トイレ

 浄化槽の地域は要注意

 トイレの停電対策におすすめのポータブル電源

トイレの停電対策をはじめて知った方や防災対策を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

停電時のトイレの問題点

下の表は、2018年に発生した北海道胆振東部地震時の停電被害に於ける調査結果の一部を抜粋したものですが、「トイレの水が流せなかった」との調査報告があります。

※日本総合研究所「高齢者施設への非常用自家発電設備の導入に関する調査研究事業報告書」より抜粋

この施設の場合は、水を送るモーターが必要な「浄化槽の設備」を使用していたため、停電時にトイレの使用が出来なかったようです。

電気を利用するトイレの増加

 近年、タンクレストイレや高機能トイレが増えてきました。これらのトイレは電気を利用しているため、停電時には水が流せなくなることが多いです。特に高齢者の方々にとっては、このような状況は非常に困難です。

浄化槽の問題点

 浄化槽は電気を使用して動作しています。停電時には、浄化槽の機能が低下し、異臭や満水のリスクが増加します。これは、特に介護医療施設などで多くの人々が利用するトイレにとって大きな問題となります。

タンクレスのトイレは要注意

最近は「タンクレストイレ」を自宅で使う方も増えましたが、この「タンクレス」は通常、水を流す作業を電気で行っています。

その為、下図のように「電源ランプが消灯」している場合は、水を流す事は出来ません。

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ここがポイント

機種によっては応急処置として「手動で流せるトイレ」もありますので、事前に確認しておくことがおすすめです。

一般家庭でも使用される浄化槽

先程の例は「施設における事例」でしたが、一般家庭でも浄化槽を使用される地域は勿論あります。

一般家庭(受水槽などの設備を必要としない建物を含む)の停電に於いては浄化槽がある場合でもトイレを使用することが出来るのですが、使用の際は注意が必要です。

停電時は浄化槽本来の機能が著しく低下しているため「異臭が発生する原因になる」ことや、使用頻度が多いと「浄化槽内の汚水がすぐに満水」となるので、普段通りに使用できるわけではありません。

このように、浄化槽設備のある一般家庭に於いても、停電時のトイレの使用には問題があると言えます。

浄化槽以外でも注意が必要なトイレ

都心部では「浄化槽」に馴染が無い方も多いのですが、トイレの使用が停電対策の盲点となる理由はタンクの無いトイレ(以下:タンクレストイレ)を使用している場合です。

各トイレメーカーも「停電対策」は考えているため、手動で水を流したり乾電池を使用することで最低限の使用が出来るものはあります。

ところが、トイレを一度使用した後は「バケツで水を給水する作業」が必要なものや、そもそも停電対策がとられていないトイレもあるので、自宅や会社で使用しているトイレについては事前に確認することがおすすめです。

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※タンクの無いトイレ:イメージ

昔からある「給水タンク式」のトイレであれば、停電時でも使用は出来るのでご安心ください。

トイレ用のポータブル電源の必要性

多くの方が防災や停電対策として「ポータブル電源」の購入を検討されていますが、トイレ専用としての利用はあまり知られていないかもしれません。

先の解説の通り、浄化槽設備やタンクレストイレの場合は使用に制限がある事から、長時間に渡る停電が発生した場合は生活に支障を来します。

生活の支障

 長時間の停電が発生した場合、トイレの使用が制限されることで、高齢者の安全や健康に大きな影響が出る可能性があります。特に一人暮らしの高齢者や、多くの高齢者が生活する介護医療施設では、この問題は深刻です。

安全性の確保

 トイレの使用が制限されることで、高齢者が外の公共のトイレを探しに行くことが考えられます。しかし、これは高齢者の安全を脅かす行動となり得ます。そのため、自宅や施設内でトイレを安全に使用できるようにすることが重要です。

浄化槽とトイレの消費電力

ここでは浄化槽(家庭用:5人槽~7人槽程度)の消費電力とタンクレストイレの消費電力を確認しておきます。

ここがポイント

浄化槽の消費電力 ・・40W~80W程度
タンクレストイレの消費電力・・300W前後~1300W程度(暖房便座等の機能を使用する際)

最低限の使用を考えるのであれば、ポータブル電源に求められるAC出力は500Wh以上のものが必要になります。

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トイレの防災用(停電対策)に必要なポータブル電源について

トイレの防災用(停電対策)に必要なポータブル電源としては次のような条件が考えられます。

ここでのポイント

 AC出力500Wh以上 ※但し、浄化槽やお使いのトイレの定格消費電力を確認する必要があります

 子供やお年寄りの方でも使いやすいシンプルなもの

 浄化槽の電源(外部)まで持ち運べるサイズ(重さ)

ここからは2つのポータブル電源について簡単にご紹介しますが、搭載容量(蓄電容量)は必要に応じて選ぶ必要がありますので、購入される際はメーカーや専門店にご相談ください。

EcoFlow(エコフロー)RIVER 2 Max|リバー2 マックス

このポータブル電源は、タンクレストイレ・浄化槽の両方で使用可能です。

大容量でありながら、コンパクトなデザインが特徴で、また、多くのデバイスに対応しているため、他の家電製品にも使用できます。

スペック

 蓄電容量 512Wh

 本体重量 約6.1㎏

 定格出力 500W(サージ:1,000W)

 サイクル 3,000回以上

Jackery ポータブル電源 400

この製品はAC出力が200Wとなっており、トイレの暖房便座には対応できない可能性があります。

しかし、軽量で持ち運びやすいため、緊急時のバックアップとして持っておくと便利です。

スペック

 蓄電容量 403Wh

 本体重量 約4.1㎏

 定格出力 200W

 サイクル 500回以上

※ポータブル電源の選び方はこちら⇩⇩⇩

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まとめ

高齢者や介護医療施設の方々にとって、停電時のトイレの使用は非常に重要な問題です。

適切な対策をとることで安全かつ快適に過ごすことができ、特に、ポータブル電源は停電時のトイレ対策として非常に有効です。

適切な製品を選び、常に備えておくことで、高齢者や介護医療施設の方々も安心して生活することができます。

記事のまとめ

 タンクレスのトイレは要注意(応急処置として手動で流せるタイプもあります)

 浄化槽を設置している場合、停電時のトイレ使用は原則NG

 停電対策にはトイレ用・浄化槽用のポータブル電源がおすすめ

最後に、防災や停電対策で大容量のポータブル電源を選ぶ方も多いですが、実際の使用シーンを考慮すると「小型のポータブル電源」が便利な場面もあります。購入時には、蓄電容量だけでなく、他の要因も検討してみましょう。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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    ★法人・個人事業主のポータブル電源専門店|株式会社エンビューロ
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