AC出力の小さなポータブル電源の場合、「定格消費電力」が大きなケトルやドライヤーなどは使用する事が出来ず、比較的消費電力が少ないとされる電気ポット(※画像:タイガー魔法瓶(TIGER)の消費電力)も使えないケースも多くあります。
ご紹介したような電化製品を使用する場合は、一般的に「容量の大きなポータブル電源=大容量」が必要とされるのですが、中には小型のポータブル電源でもAC出力が大きなものもあります。
記事のポイント
通常を上回るAC出力が出せるポータブル電源
EcoFlowのX-Boost機能
X-Boost機能搭載のポータブル電源の解説と比較
X-Boost機能を使うことで、容量の少ないポータブル電源でも定格消費電力が大きな電化製品を使用することが出来ますので、キャンプや車中泊用のポータブル電源をお探しの方は、ぜひ最後までご覧ください。
キャンプや車中泊におすすめ|X-Boost機能
ここからはEco FlowがのX-Boost機能について「RIVER 2 Max|リバー2 マックス」を例に解説をします。
X-Boost機能の特徴
X-Boost機能の特徴
定格出力 通常:500W ➡ X-Boost機能:750W
蓄電容量 512W
X-Boostモードをオンにする事で使用できる
サージ(最大) 1,000W
販売価格 64,900円
X-Boost機能を使用する事で、本来の出力以上の能力を発揮させる事が出来ますが、この機能は他の同機種と比較をしても圧倒的に優れた機能だと言えます。
注意が必要
電化製品が「消費電力の範囲」でも、エアコンやコンプレッサーの使用は推奨されていません。
実際の使用について
「RIVER 2 Max|リバー2 マックス」のX-Boost機能を使う事で定格消費電力500W~750Wの電化製品を使う事が出来るのですが、実際の使用についても解説をします。
例えば、こちらの電気ポットの定格消費電力は700Wになりますが、ポータブル電源のAC出力が500W(ワット)の場合は使用する事が出来ません。
また「RIVER 2 Max|リバー2 マックス」と同等の機種と比較をすると分かるのですが、「JVCケンウッド・BN-RB62-C(下画像)」も通常の定格出力は500Wです。
ただ「JVCケンウッド・BN-RB62-C」の場合は500Wまでの電化製品に対応するため、こちらの電気ポットを使用する事は出来ません。
注意が必要
X-Boostでも「過負荷保護断電機能」の影響で使用中に電源が落ちる事もあります。
JVCケンウッド・BN-RB62-Cと比較
RIVER 2 MaxとJVCケンウッドBN-RB62-Cを比較した場合は次の通りです。
ここでのポイント
販売価格 JVCケンウッドBN-RB62-Cの方が「14,960円」高い
蓄電容量 JVCケンウッドBN-RB62-Cの方が「114Wh」多い
AC出力 X-Boost機能との差は「250W」・ピーク(最大)は両機種とも1,000Whと同じ
スペック
型番 BN-RB62-C
定格出力 500W
蓄電容量 626W
販売価格 79,860円
両機種を比較した場合、出力の差や蓄電容量・価格の違いなどは勿論ありますが、どちらの機種を選ぶにしても充分な検討は必要です。
ただ、RIVER 2 Maxは「キャンプや車中泊」で「電気ポット」お使いの場合はおすすめの一台です。
まとめ
この記事では、【ポータブル電源】キャンプや車中泊におすすめのX-Boost機能|AC出力はクラス最強について解説をしましたが、最後にポイントを整理しておきます。
記事のまとめ
X-Boost機能は同等クラスのポータブル電源の中では圧倒的なAC出力を誇る
X-Boost機能はAC出力は大きいが、使用する電化製品は事前に確認するのがおすすめ
X-Boost機能はキャンプや車中泊で電気ポットを使う方におすすめ
X-Boost機能は優れた機能の一つですが、ポータブル電源を選ぶ際は「用途や目的」にあったものを選ぶ必要がありますので、機種選びが苦手な方はお気軽にご相談ください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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